「必要な練習をすればできるようになるんだ！」スケール＆エチュードグループレッスンレポート・11/17
スケール＆エチュードグループレッスンレポートです。
スケールはアイヒラー31ページの半音階をスラーで練習しました。
継続して参加されている方は、速いテンポも臆せず吹けるようになってきた印象です。正直最初の頃はちょっと心配でしたが、その心配は杞憂に終わりました。
今回は初めての方がいらっしゃったので、苦手箇所の練習から始めました。
高音の指づかいの確認、スロートトーンや小指周辺のキーの動かし方や押さえ方などの練習をしました。
継続して参加されたり個人レッスンで練習してきた方は、スロートトーン周辺「ラ」のキーや小指キーの操作がかなりスムーズに操作できるようになった印象です。
「できないんです〜」と予告しながらできてしまう方続出 笑。予告を裏切れるって本当に身についているということなので、自覚は薄いかもしれませんが確実に力がついていますよ！
次に、脳と指がリンクできるテンポ（ゆっくり）で練習しました。
ゆっくり吹くと、勢いでやっている指はわからなくなり、勢いでタイミングを合わせている指はバラけてしまいます。速くできるようになっても、ゆっくり練習を時々やると本当に身についているのかがわかるのでおすすめです。
最後に、速いテンポで練習しました。
速いテンポに到達するまでには、色々な角度からの練習が必要になります。グループレッスンでも指の動かし方はもちろん息の使い方、身体の使い方、意識の持ち方など色々な角度から練習してきました。今回もその成果が出ていたと思います。
最初の頃は速いテンポなんて無理・・と弱気だった方も多かったですが、徐々に結果が出てきて、今回は「練習すればできるんだ！」という声も聞けました。長い時間をかけてきてよかったなと思いました。
従来のゆっくりから少しずつ速くしたり回数通すだけでは、ここまでは到達できなかったと思います。
速いテンポの半音階は基礎の集大成なので、色々な角度からの練習が必要なのです。逆を言うと、基礎が積み重なって全部が関連付いてくると勝手に速く吹けるようになります。
12月で半音階は終わりですが、さらに自然に余裕で吹くことを目指したいと思います。次回も楽しみです。
エチュードは半音階の応用です。ローズ32のエチュードの７番（必修）と１７番（任意）のカデンツァ部分を練習しました。
７番は大分慣れてきたので、色々なことに気をつけられるようになってきました。カデンツァの部分だけでなく、手前の吹き方やフレーズの捉え方も練習しました。人それぞれの演奏があって興味深いなと思いました。
１７番を練習している方は吹いてみました。
ゆっくりテンポのキープの仕方やカウントの数え方、跳躍の練習などしました。
練習してない方も、吹いてみたい方はその場で練習してみました。
黒い音符へのネガティブな思い込みをやめて、必要な練習をするとあっという間に綺麗に吹けてしまってご本人も拍子抜けだったかもしれません。
「32分音符は難しい、吹けない」と言う思い込みで可能性をバッサリ切ってしまうと永遠に吹けるようにならないし、練習してもブレーキがかかりまくるので仕上がりが遅くなります。するとやっぱり難しいんだ、という場所に留まってしまいます。
32分音符って嫌だな〜と思っていたけど、冷静に見るとただのスケールだった、意外とゆっくりテンポだった、練習するところは１箇所だけだった、と言うことがわかると途端にハードルが下がるのです。ちょっと練習したらできるかも！に変わると可能性が一気に開きます。
グループレッスンでは、思い込みの威力について良くも悪くも感じていただけるような機会を作っています。思い込みの力を実力発揮できる方向に使えるようにしていただきたいなと常々思っています。
最後はエチュードでアンサンブルの基礎練習をしました。
今回はローズのエチュードのデュオの楽譜を使って練習しました。
デュオは初めてでしたが、なかなか面白かったです。ファーストを支えるセカンドの吹き方やブレスの位置の決め方など、色々練習しました。意識の持ち方によっても響きや合わせやすさが変わっていましたね。自主的にATを使って演奏された方もいてとても頼もしかったです。
半音階がテーマのグループレッスンも12月が最後です！初めての方も歓迎です。興味のある方は一緒に練習しましょう！
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