見出し画像

8/21グループレッスンレポート「楽器の支え方」「基礎練習」

8/21のグループレッスンレポートです!

AT(アレクサンダーテクニーク)のグループレッスンのテーマは
「楽器の支え方」

楽器がどう支えられるかを、骨格と筋肉の両面からレクチャーしました。

楽な支え方は、身体の軸と右親指との繋がりを知ることから。実際にガイコツ君を触って動かしてみると、いろんな気づきがありますよね〜これが身体の中にも入っているんです。

筋肉については、解剖図をみてイメージしていただきました。

そして実際に楽器を支える動きをしていきます。エアーで構えたり、実際に楽器を持って支えたり、腕の構えをリニューアルする試みをしたりと、色々な角度から。

後半はアクティビティの時間です。前回の座奏の復習や、私からの提案でマスクの付ける動きを皆でやってみました。マスク1つ付けるのも、色々な動きの集合なんですよね。付け方で意識が変わるのも面白かったです。

後半はご希望があれば復習や質問などにもお答えします。あとから疑問が湧いてくることもあるので、普段から疑問をメモしておくといいと思います。

アクティビティは、意識にも上がらない何気ない動きの方が気づきが多いこともあります。これも興味のある動きをメモしておくといいですね。

ドアを開ける、ベッドから起き上がる、自動改札を通る、洗濯物を干す、お茶碗を持つなど・・このような動きを見直すと動きの質が底上げされるので、演奏も変わってきます。そういう意味でも演奏以外の動きを探究するのは本当に大事です。




クラリネットグループレッスンのテーマは
「基礎練習」

基礎練習の種類や、やる目的、やることで何が身につくのか、それらをどうやって曲に生かしていくかをレクチャーしました。

メトロノームの使い方についても実演しました。やり方は無限なのでごく一部ですが。メトロノームはあくまでも道具。使い方で毒にも薬にもなるので、活用しても奴隷にはならない、最終的にはメトロノームから離れることをお勧めしました。

それぞれの個人レッスンではクローゼの指練習や練習している曲で、基礎練との繋げ方を練習しました。

身に付きづらい指の動きとアイヒラーとの繋げ方、指を軽く動かす予備練習と速いパッセージの繋げ方、ロングトーンと曲の繋げ方、倍音練習のコツなどについてレッスンしました。ATのレッスンで扱った楽器の支え方を繋げて練習した方もいらっしゃいました。

指の動きを改善したら音が良くなったり、息を改善したら指の動きがよくなったり、頭の中を整理したら音が並ぶようになったり、腕や体軸の使い方を変えたら手首の違和感が軽減したりと、色々なことが起こりました。全部繋がっている証拠ですね。

自分では気づかないことに気付けたり、他の方のレッスンからヒントを得たり、自分の動きを振り返ったりできたのではと思います。1人で練習したりレッスンを受けるのとは違う刺激や情報を得られるのがグループレッスンだと思います。

9月のグループレッスンは、舌についてです。タンギングも基礎から扱います。お席はあと1名ですが、興味のある方はぜひご参加ください。

ここから先は

0字
心と身体の緊張を解くヒント 演奏を向上させる知識やアイデア アレクサンダーテクニークを使った楽器奏法 クラリネットの奏法、力を発揮できる考えかたや習慣を身につけたい方におすすめです。

【全記事読み放題】 ほぼ毎日更新! アレクサンダーテクニーク・クラリネット教師の豊永よしこがレッスンでお伝えしているエッセンスを投稿してい…

サポートいただけると大変喜びます!