みんなの紙製品をつくろう!〜インクルージョンで目指す世界〜(みんなゲーム化プロジェクト9)
2021年がスタートしました。今年のフジイ印刷の目標は
「みんなの紙製品をつくろう!」です。
この「みんなの」には、先日のオードリー・タン氏の本の紹介でも書いたインクルージョンの視点を取り入れよう!という意味を込めています。
インクルージョンと紙製品
インクルージョンは、障害のある子どもとない子どもが、ともに学ぶためのシステムという文脈で紹介されることが多いですが、今ではその解釈は、高齢者やジェンダーの枠にまで拡大しています。
私たちは、さらにアナログとデジタルの隙間にもその解釈を拡大して、できるだけ多くの人が便利で快適に世の中を回していける
「みんなが豊かになるための紙製品をつくっていこう!」
ということを目標にしました。
10個の基本ルール
そして、今まで「みんなゲーム化プロジェクト」として掲げていた10個の基本ルールも見直し、半分を入れ替えました。
具体的に追加したルールは、
1,みんなゲームにしてしまおう!
これは昨年の目標で、プロジェクトそのものを表しています。特に今回はボードゲームのコンポーネントのような、色と形の違いを上手く使った楽しい工夫を取り入れていきたいという思いを込めました。
2,否定とアドバイスより、肯定と共感を!
これは五百田達成 著『超雑談力』のなかに出てくる基本ルールです。社内で心理的安全性の危機にあったときに、とても助けられた言葉です。
以下の3つは、オードリー・タン著「デジタルとAIの未来を語る」の考え方から取り入れた内容です。
3,自分が何に価値をおくかを知ろう!(=クリエイティブシンキング、デザイン思考、アート思考)
4,みんなの考え方を聴いて共通の大きな課題を見つけよう!(=クリティカルシンキング)
5,課題を小さく分けてみんなで同時に解決しよう!(=プログラミング思考)
これらのルール入れ替えは、2年間いろいろと試行錯誤してきた結果で、今後もさらに良いものに磨いていきます!
どんな「みんなの紙製品」が生まれるのか、私たちも楽しみに日々ものづくりしています。長い目で応援していただけると嬉しいです!