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活版印刷機が動くデジタル印刷工場へようこそ
フジイ印刷株式会社は、昭和24年創業の印刷会社です。岡山県瀬戸内市牛窓町という瀬戸内海に面した小さな港町にあります。
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今日は、そんな小さな印刷会社のバーチャル工場見学にお付き合いください。
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入り口を入ると、受付コーナーにロボット電話の「ロボホン」がお出迎え。
iPhone内線で担当者を呼び出してください。(困ったらポチッとする例のボタンもあります)
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工場は製造設備をコンパクトに配置しています。アナログ設備が1階、デジタル設備が2階にあります。
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工場に入ると、50年以上昔のドイツ ハイデルベルグ社のプラテン活版印刷機が。現役でA4までの型抜きや名刺、カードの活版印刷をこなしています。エンボス加工も出来ます。
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ハイデルの活版印刷機の隣にあるのが、同じくB3サイズまで通せる活版印刷機。これは日本の橋本製で、かなりの年季もの。
ナンバリングや大きめの型抜きで使っています。複雑な形のミシン入れなどはこれでしかできません。
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さらに最近加わったのが、ハイデルプラテンのA3サイズ版。こちらは活版印刷は出来ない箔押しとトムソン型抜き専用機になります。
クリアファイルの箔押しも出来るようになりました!
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フジイ印刷の主力選手。RYOBIの封筒印刷機。手前は最近多色刷りが出来るものに入れ替わりました。
封筒以外にも、厚めの板紙やカード、平袋の印刷も出来る頼もしいヤツです。
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断裁機は2台、筋押しもできます。奥の錆びた小型は水害でも壊れませんでした。
結婚式の席次表なども作ります。
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これまた年季の入ったホリゾン製の無線綴じ製本機と丁合機。
フジイ印刷では基本的に、印刷した用紙を折らずにページ順に重ねて(丁合機)、背を接着剤で表紙と一緒に貼り合わせて(無線綴じ製本機)本にします。
自費出版で詩集や句集を出版される方や、学校や官公庁の冊子、スポーツ少年団の卒業アルバムなどいろいろな本を作っています。
最近は接着剤が良くなったので、開きの良い日誌やノートの製本にも活躍中です。
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一番大きな印刷機は、櫻井製の2色オフセット印刷機。
なぜ2色機なのかというと、伝票印刷が主力だったのでフルカラー(4色)で大量に印刷することが少なかったため。でも昔からこちらの機械でフルカラー印刷をこなしています。この熟練の技術が小ロットの特色多色刷りなどに活かされています。
また秘密の機械でダンボールに直接オフセット印刷も行っています。
これは来ていただいた方にだけお見せしています。
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2階は最新型のデジタル印刷機があります。
RICOH製のネオンカラーやホワイト、クリアトナー印刷も出来るオンデマンド印刷機。名刺やカードゲームのカードを印刷しています。
一度最新型の印刷を味わうと昔の設備には戻れません。。。
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もう一台、これは平成27年に導入したフジ製のオンデマンド印刷機。
こちらは3折や中綴じ製本を自動で行うことができます。
封筒を含め、いろんな用紙が通せるので、今でも重宝しているカワイイやつです。
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PP貼りやタックシール加工ができるラミネーター。B3まで加工できます。
タックシール加工ができると、貼り箱(化粧箱)も小ロットでつくれます。
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そしてシートで自動給紙ができるGCC製のカッティングマシン。厚めのカードの全抜き(ダイカット)も出来るので、紙のコインを作ったり、ダンボール製のエコノベルティなどを制作しています。
ハーフカットも得意なので、オリジナルシールを作るのにも活躍しています。
わたしたちに出来ることについて、もっとお知りになりたい方はこちらへ↓
バーチャル工場見学はいかがだったでしょうか?
わたしたちは、小ロットの紙製品を全て自社で作れる技術を生かして、
遊び心が一杯詰まった紙文具やノベルティを制作しています。
また、封筒や伝票を印刷する技術をつかって、アナログとデジタルの架け橋になる製品も開発しています。
いろんな価値観の人がつながれるインクルーシブな紙製品をつくりたい方は、ぜひお声がけください!
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フジイ印刷のWEBサイトはこちらです!
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