ボドゲっぽい文具をつくりました〜みんなゲーム化プロジェクト11〜
本日9/16からMakuakeで応援予約購入がスタートした「むちゃぶりノート」。
このノートは文具なのにボードゲームのような要素が入っています。そしてゲームっぽいのに実用的です。
どうしてこんな分類できない文具が生まれたのか?
それは1冊の本がきっかけでした。
私たちは社員10人ほどの地方の印刷会社で、日々会社や団体向けの伝票や封筒などを印刷しています。
しかし、この業界は10年以上前からデジタル化の波を受けて年々縮小。それなら逆に先取りしてみて将来何が残るか確かめようと、5年前から社内のデジタル化に取り組み、残ったのがプロダクトとしての印刷という分野でした。
つまり印刷技術を使った商品開発です。
しかし今までBtoBがほとんどだった私たちに商品開発のノウハウなどあるはずがありません。
そのため様々な商品アイデアの発想法を本や講座で勉強をしました。
「デザイン思考」「イノベーション理論」「発散収束理論」「アート思考」など社内でも色々試してみましたが、発想法だけでは"やる気"にはつながりません。
そんなとき出会ったのが、米光一成先生の「仕事が100倍楽しくなるプロジェクト攻略本」です。
この本には、90年代のゲーム制作現場でメンバーの創造性を大切にしながら、幸せにプロジェクトを完成に導くノウハウがつまっていました。
ようやく突破口を見つけた私たちは、この本をテキストに社内のアイデアプロジェクトを開始。手始めにオリジナルのボードゲームやカードゲームを制作しました。
しかし、ボードゲーム業界は2020年からコロナ禍の影響でイベントなども中止となり、オリジナルボードゲームの新規事業展開は厳しい状況に。
そんなとき思いついたのが、「ゲームの要素を取り入れた文具」でした。
紙製の文具は印刷技術の延長で制作可能で、かつ今までみんなで取り組んできたボードゲームの要素を入れれば、今までにない文具ができるかもしれない。
そう考えたとき、最初の「ゲームの要素を取り入れた文具」を一緒に作りたい!と思ったのが、私たちが変わるきっかけになった本の著者であり、「ぷよぷよ」や「はぁって言うゲーム」で有名なゲーム作家の米光一成先生でした。
そして今から1年前に思い切ってお声がけし、試行錯誤しながらようやく完成したのが今回の「むちゃぶりノート」です。
「むちゃぶりノート」は、米光先生が講座などで教えている、面白い発想を生み出すノウハウが詰めまれています。
元々は商品開発のための創造性を高める取り組みが、気づけばその取り組み自体が商品になってしまいました。
そしてこの「むちゃぶりノート」自体を改良するのにも、「むちゃぶりノート」を使って繰り返し発想しています。
これはもはや自画自賛ですが、「新しいアイデアは出ないだろう」とはじめても、ムチャブリされて思いもよらない発想が出てくると、気持ち良いし、楽しい!
今回、Makuakeで先行予約販売がスタートしましたが、この楽しさをたくさんの方に体験していただきたい!
そして私たちが変わるきっかけになった米光先生の発想ノウハウが、世の中の停滞感を吹き飛ばすアイデアの起爆剤になってほしい!
そんな願いを「むちゃぶりノート」に込めて、皆様にお届けできるまでさらにアイデアを積み重ねていきます。
ご支援よろしくお願いいたします。