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ノイズ

昨日は鬱な一日だった。
なんだかわからないが気持ちが沈んでいた
気持ちが沈んでいる中で心をかき乱されることがあった。
そんな気持ちで迎えた今日、6月5日

あさ、2回も忘れ物を取りに家に帰った。
気持ちが更に沈んだ

更に沈んだ気持ちのままに自転車を漕いでいた。
静かな朝の路地で一人自転車を漕いでいた。

なんだか、ふっと、自転車を漕いでいる自分を認知した。
自分を認知というより自分の動きを認知した。

足を動かしている
足を動かすことで車輪が回っている
回っている車輪を僕は見ている

なんだかあらゆる雑音が消えた気がした

過去を振り返らない自分がいた
未来を予測しない自分がいた

そんな気持ちで漕いでいたら
目の前の学生が僕の進路を塞ぐように信号待ちをしていた。

「あぶないなー」

言葉にしないが学生に対し思った僕

でも、ふと考えた

現実はぶつかってない
未来を予測して、当たらない予測に僕が憤っただけだ。

現実なんてそんなもん
過去と未来に心が揺れ動いているだけ

今の僕の心はどこだ?

心のありかを探すため
いまは目を閉じ
規則的な電車のノイズに体を預ける。

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