「占い」や「診断メーカー」にハマる心理を販促に活かす方法
こんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのとっかりです。
みなさんは「占い」好きですか?
私は自分に都合のいいことだけはちょっと信じるタイプです。
占い師さんの所へ足しげく通うほど占いが大好き!という方、別に信じていないけど、朝の番組の星占いで順位が悪いとなんとなく気にしてしまうという方などなど、その信用度合いは人によって様々かと思いますが、私たちの生活に深く根付いた文化であることは間違いありません。
今回はそんな「占い」や、SNSで流行し続けている「診断メーカー」についハマってしまう私たちの心理、そしてそれを活かした販促方法についてお話します。
日本は占い大国?
占いは世界中で楽しまれているグローバルな文化ですが、中でも日本人とは特に相性が良いそう。その歴史は古く、古墳時代にはすでに行われていたと言われています。
その昔は国の行く末を決める政治に占いが用いられていたようですが、時代が進むにつれ庶民にも伝播。現代においては、庶民の私たち個人が恋愛運やら仕事運やらを導き出してもらうもの、というのが「占い」に対するイメージですよね。
国を占うのと個人を占うのでは規模が全く異なりますが、そのどちらも、
根底には「"わからない"という不安要素を取り除きたい」という心理が共通して在るのではないかと思います。
日本人は遺伝子的に不安を感じやすく、心配性になりやすい性質だそうですから(もちろんそうでない人もいます)、占いで「国はいついつにこうなります!」とか「あなたの人生はこうです!」とかを誰かに決めてもらえると、その内容はともあれ安心できるのでしょう。
そんな国民性が、日本を「占い大国」にしたのかもしれません。
止まらない「診断メーカー」ブーム
タイトルにも出てきた「診断メーカー」。
名前を入力するとランダムに結果を表示させる「おもしろ診断」を自由に作成し、公開することができるサービスです。
診断結果をSNSでシェアでき、主にTwitterユーザーの若者を中心に大人気です。「トレンド」に入っているのを見たことがある方も多いはず。
はっきりした情報が見つかりませんでしたが、どうやら2010年頃にサービスを開始しているもよう。私とっかりは当時中学1年生。記憶を呼び起こすと、私が高校生の頃にはすでに人気があったような…。私も何度も遊んだことがあります。なかなか息の長いサービスですね。
この「診断メーカー」が人々を夢中にさせ続けている理由は、
①安心感と②承認欲求の2つにあるのではないかと私は思っています。
例えば、「私は周りより頭のいい人間だ」と思っているとして、それをアピールしたいのだけれど、そこまでは自信がない。そこで「あなたにぴったりの四字熟語」という診断をすると、たまたま「頭脳明晰」という結果が出た。すると「やっぱりそうなんだ!」と気持ちを後押しされるのです。
もちろん結果はランダムで何の根拠もないですし、ただの遊びに過ぎません。それを分かっていても、心配性な私たちは自分の及ばない何らかの力によって出された結果についつい「安心」してしまう。
そしてその診断結果をSNSにシェアすることで「私は頭脳明晰というお墨付きを得た人間です!」とアピールできるのですが、「これは私が言っているのではなくて、あくまでも診断メーカーが出した結果なんですよ~」というスタンスでいることができます。
こうした安心感と、自己防衛しながら承認欲求も満たせるという仕組みが、現代の人々の心に刺さっているのではないでしょうか。
ちょっと占いを信じる人の心理に通ずる部分がありますよね。
この心理を販促施策に上手く活かせないでしょうか?
「占い(診断)コンテンツ」を活用しよう
自社商品やサービスのアピール方法の代表は「広告」ですが、押し付けがましいと感じて苦手意識を持つお客様も多いですよね。
そこで、みんな大好きな「占い」や「診断」を、コンテンツに活かすことで、商品やサービスを抵抗感なく受け入れてもらいやすくなります。
例えば、
といった「占い」とセットで、オレンジ色のお洋服や小物等の商品をおすすめされたら、 根拠は無くとも「本当にそうかも?」と思わず気になってしまいませんか?
自分で引いたくじなので、単なる広告よりも受け入れやすいですよね。普段は選ばないような商品への気づきを誘うこと(=潜在ニーズの掘り起こし)にもつながりますし、そもそも「占い」や「診断」が好きな方には、一コンテンツとして楽しんでもらうことができますよね。
また、その結果をSNSでシェアしてもらうことで、更なる宣伝効果を見込むことができます。
人の心理を上手く利用したコンテンツなら、割引クーポンのばら撒きに頼らない施策作りにつなげることができますよ。
また、上記の画像のようなおみくじが引ける「くじ付きDM」も、DMステーションなら簡単にご注文いただけます。気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。