「表現する」って実は予想以上にエネルギーが必要なアウトプット活動ですよね
こんにちは。
かえるです。苦手な冬が近づいてきました。寒いのは苦手ですけど、早々と街を彩るクリスマスツリーを見ると妙にワクワクするので、一概にこの季節が嫌だとか言うのもあれなんで、小声でささやきます。寒さが苦手です。
今回は、表現するということにフォーカスしてみましたよ。
言葉ってパワーだ!と思ったできごと
大阪では、例年11月に御堂筋のイルミネーションが始まると「あ、そろそろ年末だ」と感じる方も多いでしょう。今年は、点灯式後に、プロ野球の優勝パレードがあるってことでいっそうすごい賑わい。かくいう私も現場におりました。たくさんの観客が押し寄せていますから、警備員さんや誘導スタッフさんも大勢スタンバイされていて、警備体制は万全でした。そんな中、コメント力がすごい年配の警備員さんに遭遇しました。拡声器を持っているわけでもなく、大きな声でもないんですけど、群衆に向かってこんなようなことを語りかけておられました。
「みなさん、間もなくこちらのゲートが開きますので、どうか落ち着いてお進みください。皆さんパレード観たいですよね。事故があったらそれもできなくなります。ですから、どうかご協力お願いします!」(※正確ではないかもしれませんが、ざっとこのような内容でした)
群衆から、自然発生的に拍手が起こりました。「DJポリス」ならぬ、地声で語りかける「DJセキュリティ(?)」の登場に、その場の皆さんの気持ちが一気にまとまったというか…。こんなすごいシーンを、優勝パレードの前に体験してしまったんです。伝え方によっては、群衆が不満を漏らすシーンだったかもしれないところで、発想が素敵だなぁと思いました。企画(着眼点)のすばらしさと適切な表現が手を結ぶとこうなるんですね。まさに、言葉はパワーなのです。
ミュージカルを観て思ったこと
うってかわって、ミュージカルのお話です。編集にこだわり作り込んだ映画も良いのですが、その場限りの一発勝負!という舞台ならではの臨場感が最高に好き!という方も多いはず。舞台上で、脚本の台詞を、演じる側が自らの表現に落とし込み変換して発するまでに要するエネルギーは、私たちの想像以上でしょう。脚本家が言葉を生み出すエネルギーもさることながら、観るものを魅了するというゴールを目指し、台詞や歌という表現方法に思いを込める演者の力は絶大ですね。
こちらは、いわゆるアートと同様、表現そのものが価値として世の中に提供されるカテゴリーに属するので、先の警備員さんの表現の例とは全く別物ですが、パワフルさが必要という点では同様です。さらに言えば、人の心を揺さぶる!という共通点もあります。特に舞台を観ていると、その場の臨場感と相まって、創り出される世界観に引き込まれますよね。視覚的な効果ももちろん影響しますが、急遽には台詞や歌詞が染みるんです。言葉によって感情が刺激された結果、自然と涙がこぼれる感覚です。
「感動」を「つくる」私たちも…
そして、そして、こんなことを考えながら、自分たちに当てはめてみることが大事だなと思います。わたしたちはと言えば、同じ「表現する」の中でも「伝える」ための表現を担っている立場です。いろんな「伝える」を実現する請負人!というような感覚でしょうか。何しろ、皆さんの「伝えたいこと」は、プロモーションのカテゴリーに属するので、伝えた先にあるのは売り上げにつながるアクションです。さらに、そこからつながっていく先は、ユーザー様の満足感や納得感からくる「感動」です。
そう、私たちが常に意識している「感動」を「つくる」ことそのものですね。年末ということで、ここで改めて、大切なことを振り返っておきました。
表現のアウトプットには、当然多大なるエネルギーを要するわけですが、せめて仕組みだけは、スムーズに、ふんわり身軽に進めていきたいですよね。だからこそ、仕組みを整え、メニューを取り揃えて、わたしたちが提供しているサービスのことを、まずは知っていただけたら!と思います。
いよいよ年の瀬。「お客さまへの案内状はどうしようかな」「お店のポスターを新しくしようか」「表示をわかりやすくするためにパネルがいるかな」などと迷っている方は、思いついたタイミングを逃して後悔することのないよう、何か動いてみるのもありですね。かえるとしては、自分が何かソワソワする時は、あとで振り返るとだいたい行動すべし!のサインだったりするもので、皆さまにもちょっとだけ、小声で(?)お伝えしてみました♪