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一句《師走入り 抑えた出だし 息を呑む》東京芸術劇場2022-12-03(15:00)武蔵野音大・桐朋学園大の演奏を聴いてきました

今回のコンサート、少しややこしいので、まず全体の概要を説明します。

2つのコンサートホールによる企画で、

8つの音大がそれぞれオーケストラを編成し、指揮者の指導で交響曲を1曲仕上げ、演奏会は4日間(1日2校)で行う。

演奏会終了後、各校の優秀な演奏者を集めて選抜演奏者オーケストラを結成、別の指揮者が指導し、約2ヶ月後(学期末)に演奏会を開催する。

というフェスティバルです。

詳細は、

2つのコンサートホール「ミューザ川崎」と池袋の「東京芸術劇場」の企画で、演奏会のタイトルは「音楽大学オーケストラ・フェスティバル」、今年13回目の開催となります。

音大(最寄り駅)と担当指揮者(敬称略)は以下のとおり。

(イ) 昭和音楽大学(新百合ヶ丘)梅田俊明としあき
(ロ) 洗足せんぞく学園音楽大学(溝の口)秋山和慶かずよし
(ハ) 武蔵野音楽大学(江古田)円光寺えんこうじ雅彦まさひこ
(ニ) 桐朋とうほう学園大学(仙川)高関たかせき
(ホ) 東京音楽大学(中目黒)広上ひろかみ淳一
(ヘ) 国立音楽大学(玉川上水)尾高おだか忠明ただあき
(ト) 上野学園大学(上野)福島康晴やすはる
(チ) 東邦とうほう音楽大学(大塚)現田げんだ茂夫
(リ) 8校選抜演奏者の指揮は井上道義みちよし

演奏会は2022年、
(1) 11/23(水) ミューザ川崎 (イ)と(ロ)
(2) 12/03(土) 東京芸術劇場 (ハ)と(ニ)
(3) 12/04(日) ミューザ川崎 (ホ)と(ヘ)
(4) 12/10(土) 東京芸術劇場 (ト)と(チ)

8校選抜演奏者の演奏会は2023年、
(5) 3/25(土) 東京芸術劇場
(6) 3/26(日) ミューザ川崎(再演)
となります。

今回、私が行ったのは(2)の演奏会、東京芸術劇場コンサートホールで武蔵野音大と桐朋学園大のオーケストラ演奏を聴いてきました。

武蔵野音大オーケストラは65名で曲はシベリウス交響曲2番、桐朋学園大オーケストラは95名で曲はマーラー交響曲第1番「巨人」です。

どちらのオーケストラも静かな出だしの曲でした、演奏する方々の緊張感がこちらにも伝わってきてドキドキです。特に演奏の開始、チューニングが終わり、指揮者が構え、定員1,999名の9割が埋まっている観客が息を凝らす、その沈黙の中、音を発する瞬間の張り詰めた雰囲気は格別です。

特に、管楽器です。音に緊張感が現れます。それでも息を一定に楽器に送るという当たり前のことができるのは、長期間鍛錬たんれんしてきたからでしょう。手が震えたり、息が乱れたり、頭の中が真っ白になったりしそうなところですが。

白いといえば、武蔵野音大の演奏者に2〜3名白髪の方がいます、中年の学生?指導者? んー?

そんな緊張のスタートから中盤、後半の演奏は堂々としたもので、大いに楽しませていただきました。

来年3月の8校選抜者による演奏会(「音楽大学フェスティバル・オーケストラ」といいます、オケ・フェスとかフェス・オケとか紛らわしいですが)期待しています。

演奏が終わって、外に出ると、芸術劇場前と池袋西口公園のイルミネーションがきれいでした。

東京芸術劇場前 イルミネーション
池袋駅 西口公園前 イルミネーション


比べますよね、
桐朋学園大vs武蔵野音大、

95対65、

ご近所なので武蔵野音大を応援したのに、

負けた。


(それ人数ですけど)


読んでいただき、ありがとうございます。


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