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道標 (道しるべ)を作った話。

今週末ジュニアトレイルを久しぶりに開催するのだけれど、
日頃お世話になっているフィールドに役立つものを送りたくて、
道標を作った。

きっかけ

・新型コロナウイルス流行による在宅勤務や休校の影響で、地元で過ごす人が増えた。

・近所の散策をする人が増え、土地勘のない人や不慣れな人の道迷いによる消防への救助要請も増えた。

道迷い増加の原因

・地図がない。
*概念図やメインルートに関するものはあるけど、距離や分岐を必ずしも正確に反映していない。

・枝道が多い。
*里山特有の事象で生活道路や送電線鉄塔のための作業道などが多い。
*そもそもハイキングコースとして作ったのでなく、どちらかというとこれらを散策路として利用させてもらっているという認識の方が正しいと思う。

・分岐が不明瞭
*この辺りに限ったことではないが、分岐に必ずしも道標がない。理由としては前述の通り正式なハイキングコースでないため、自治体などの管理下にないことなど
が挙げられる。

逗子市の対策

・道迷い注意の案内を貼り出す。
*地権者は別にいることの方が多いため、立ち入り禁止にすることは出来ない。そこで、分岐が不明瞭だったり、遭難の増えたエリアなど、入って欲しくないルート(道迷いエリア)には「遭難注意」の案内が出ている。ただし、これらの経緯を知らない人が大多数なので効力としては残念ながら乏しい。

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道標を作ることにした

立ち入り禁止にするのは難しいのでマイルドな方法で道迷いエリアに入らないように促すことを考えた。分岐において明瞭なルートがあると、道標がないので土地勘のない人はつられて入ってしまうことが多い。また、疲れていると早く下山したいので、冷静な判断が出来ないことも。そこで2カ所に道標を設置することで少しでも道迷いエリアに入る人を減らそうと考え、地権者であるお寺に相談し、道標の作成と設置、それらの寄贈についても快諾をいただいた。

道標が出来るまで。

①近隣にある道標の研究
というと大げさだけど…。
サイズや、色、どのような表示をしているかなど写真に撮ったり。

②プレートのデザイン
これは僕には出来ないので、
作りたい色味や載せたい情報(距離や名称)などを一覧にして
作成をお願いした。

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③材料集め
手ごろなサイズの柱と案内板貼り付け用の資材を購入し、
防腐剤を何回かに分けて塗る。

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④組み立て
集めた資材を組み合わせ、ドリルで穴を開け、ネジで固定。
少しづつ組み立ててた。

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⑤設置場所の確認
実際に組み上がった看板設置位置を確認し、最終的に矢印の向きを決めた。

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右の道標は朽ちているので撤去予定(お寺承諾済み)。

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角度決め

⑥完成
組み上がったのが冒頭のこれ。

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⑦最後の難関
6/27(土)ジュニアトレイル終了後に設置をしようと思っているのだけど、実は設置に向け最大の難関がある。それはこの辺りは岩盤質ですぐ下に岩があること。

明日、金曜にコースマーキングなどの作業をするのでどうにか設置の足掛かりとなる穴掘りも完了させたいと思っている。

上手くいったらおなぐさみ。
土曜に設置完了の報告をしたいと思っている。

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宮地藤雄(みやちふじお)
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