やまなみトレイルヘッド迂回路(仮称)開通
以前から里親になって定期的に活動している「やまなみルートトレイルヘッド」は久木大池公園脇にあり、ここから尾根伝いに鎌倉方向へ抜けることができる。
メジャールートではないものの、逗子に越す前から何度となく走っており、起伏が緩やかで走りやすいためMTBerもよく利用する。
そんな地理的特性もあり、ここでの活動はMTBer達がたくさん参加してくれる。特に連携して一緒に活動しているのが三浦半島マウンテンバイククラブの皆さんだ。
そんな彼らと一緒になって取り組んだのが今回開通させた「迂回路」だ。
迂回路を作った理由
足を運んだことのある人はご存知の通り、尾根に向かってほぼ直登するので段差が大きく、傾斜がきつい。また、雨が降ると滑りやすく最も逗子駅に近いトレイルヘッド(出口)にも関わらず、くたびれた状態や足腰に不安のある方にはしんどいルートだ。
そこで、マウンテンバイクでも通れる、下りやすい道を作ろうと斜面を藪漕ぎして、ルートを開拓していった。
作業には随分と時間がかかった。
迂回路を作る前に行っていた伐採や日々のフィールを管理も入れたら2年くらいかかっているかもしれない。前段の作業では台風の影響で倒木やかかり木が増え、それらの処理にはてらまちプロジェクトでも協力していただいたいるチェンソーチームの皆さんに大いに力を発揮していただいた。
そういったベースをもとに迂回路作りがある。
大雑把な手順としては木々を伐採し、人が通れるように鍬で耕し、山側をの土を削って谷側に寄せ道幅を広げ、さらには土留めを作り、崩れにくいように工面した。
0からの作業は本当に難儀した。どこを通れば、尾根にたどり着けるか?藪漕ぎを何度もしてあたりをつけた。開拓に当たっては知識や経験のあるメンバーが中心となり作業した。
完成図の見えない作業を続けられたのは「こうなったらいいなという思い」だと思っている。やまなみに関わらず逗子の各ルートあちこちでトレイルワークを行っている。予定して行うこともあればランやライドの延長線上で行うことも。
「自分たちだけでなく、みんなで楽しめる場所」を目指しているからアクティビティを超えて(というか本来そんな区分がナンセンス)一緒に活動できる。
そんな思いの集大成のルートだ。
まだ、最初のステップ
今回開通させたものの、まだまだ課題はある。
このルートに限ったことではないが、雨が降れば崩れたり滑りやすくなったり。道幅の広げたいし、あちこち補強をしたい。
一方通行というわけにはいかないが、元々のルートを登り、今回作ったルートを下りにするなど出来れば、対面利用が減り、安全と通行しやすさにつながると思っている。
マナー啓発の必要。
尾根道の分岐については過去のnoteでも触れているが、分岐から奥へは私有地のため通行禁止になっている。しかし、看板への落書きを始め残念ながら通行は無くならない。
こうした行為は自分たちはもちろん次の世代への負の遺産となるのでどうにかして通行しないでもらえるにしたい。強制力はないので、地道に周知するくらいしか出来ないのだが。。。
補足
ご案内:過去に伐採した木々がたくさんあるので各自の責任においてですが持ち出し可能です。逗子市の了承も取ってありますのでよかったら活用してください!
迂回路について:アダプトプログラムを通じて里親になっている緑地の範囲で行っているので逗子市も迂回路について承知してもらっています。
かっこいいネーミングないかな?
現在は「迂回路」としているが、もっとかっこいいネーミングがないかと思っている。ニックネームがあれば愛着も湧くし、親しまれるからだ。遊び心を忘れずにこれからも色んなトレイルワークをしたい。
何はともあれ、年度内に1つやりたかったことをみんなで達成できた。これからも楽しみながらたくさんの人に喜ばれることを実現したい。
【今後の予定】
4月〜「逗子ジュニアトレラン部」*参加者募集中!
4/11(日)第6回KANAGAWA Jr TRAILRUN in 逗子・神武寺
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