トレイルワークに思うこと
4/24(土)新年度最初のやまなみトレイルワークに参加した。
先月どうにか開通させた迂回路(かっこいいネーミングをしたい)の補修、メインルートのアプローチへの水道の確保、側溝の整備と草刈り。倒木の処理…。と限られた時間でやるべきことはたくさんある。なので、手分けして作業に取り掛かる。
作業の話と合わせて、トレイルワークにおける課題も書いているのでぜひ最後まで読んでください。
以下、作業の話
倒木処理はチェンソーチームに。
ビフォー(先週の強風と雨の後の写真)
アフター。
これで安全に通行できます。
家族で参加してくれたジュニアトレラン部チームと三浦半島マウンテンバイクチームは側溝の掃除と周りの草刈りをガッチリと。おかげで再び池までの流れが確保できました。これで雨季も安心。
迂回路の補修と道幅拡げなどは三浦半島マウンテンバイククラブの皆さんが、ライドの経験や各地のトレイルワークの実績をもとに作業してくれました。
迂回路に咲いた藤。来年はもっと綺麗に楽しめるように周りをお化粧したい。
トレイルワークにおける課題。
こうして多様なメンバーが参加してくれるのだけど、マウンテンバイカーが多く、ランナーが少ない。そしてハイカーは過去を通して皆無と言っていい状態だ。
これはトレイル利用における危機感に由来していると僕は考えている。トレイルランニングよりも1世代早く流行ったマウンテンバイク。その際に、マナーなどのトラブルから通行できるルートが大幅に制限されてしまった。自転車乗り入れ不可のルートは実は各地にある。その経験から、トレイルライドを楽しめる場所を大切にしよう、マナー啓発やトレイルワークに力を入れようという考え方の多いことがこうした活動の参加率の高さにつながっている。
一方で、トレイルランニングにもマナー問題はあるが、ここまで深刻でない(と多くの人が受け止めていると考える)ため、トレイルワークへのモチベーションは決して高いとは言えない。合わせて、トレイル(道)は元々あるものなので通行できて当然という感覚があるのではないだろうか?そうであれば、僕らが日々暮らす際に利用する道路と同じ感覚で利用するのだから、わざわざトレイルワークをする必要性を感じないというのも頷ける。
この辺りの意識のすり合わせは難しいが、肌感覚としてフィールド維持をはじめとするボランティア活動を担ってきた世代の高齢化が進んでいることとそれに伴う作業の規模や内容の縮小、世代交代がうまく行っていないことがある。そうなると今まで当たり前のように使ってきた場所が通れなくなったり、整備が行き届かなくなって利用困難になってきたりと色々なことが今後起こり得る。
フィールドというのは誰かが維持するための活動をするから楽しめる。手の届く範囲で少しづつ作業するだけで大きな力になるし、成果が得られる。ぜひそうした体験を一人でも多くの人にしてもらいやりがいを感じてもらえるようにしていきたい。
もちろん、僕の発信が足りないことももちろんある。ただ、これからもフィールドを維持していくためにはたくさんの人の協力が必要だ。やりがいのある活動でるあ事を知ってもらいもっと仲間を増やしたい。
【今後の予定】
5/5(水祝)ジュニアトレイルランニングスクール
5/9(日) Lemonade TRAIL RUN 〜ぐるっと二子山山系を走ろう〜
5/22(土)Lemonade TRAIL RUN~逗子の裏山トレイルと限定公開まんだら堂やぐら群を楽しもう~
5/23(日)トレラン保護者向けテーピング講習会
9/26(日)第6回NAGANO Jr TRAILRUN in 富士見高原
10/17(日)第13回TOKYO Jr TRAILRUN兼-U15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
11/7(日)逗子トレイル駅伝2021兼U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
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