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スロベニア紀行2017 その5 ~スロベニア行脚の始まり~

さて、レース後の話。
下山して、ランチをとって、お世話になってみなさんに挨拶して…。
それぞれにいろんなレースに誘ってくれる。

ありがたいな、とても親切で彼らはみんな温かい。

そんな中で、特に今回の遠征でお世話になったのはSimon
1週間近くホームステイをさせてもらいながら
スロベニアのことを色々と教えてもらった。

彼とは2年前くらいからレースで結構一緒になっている。
マスターズのチャンピオンでこのレースでも優勝していた。
年齢は僕より1回り上だけど、コンスタントに成績を残している。

ちなみに今年は3レース一緒でSimonが4位4位11位、僕が6位10位14位。
加えて、このレースの前日にクロアチアで別のレースに出て優勝している驚くほどのタフさを持つ。

今回の滞在にあたり初めてのレースもあったのでディレクターはじめ何人かにアクセスやおすすめの滞在場所を相談したら、「うちにホームステイすればいい、俺もそれならそのレースに出るから、レースまでの日々は一緒にトレーニングや観光もしよう。」とこれ以上ないありがたい申し出。自分一人であちこちするのは大変だし、何より行動範囲が限られる。そして、ある程度決まった場所に行くことになるだろう。何より何で彼がこんなにもタフなのか知りたい!そう考えた僕は素直にこの申し出に甘えることにした。

レース会場からはホームステイ先のTrzicへ車で移動。
Kranjの近くにある彼曰く「小さな町、もしくは大きな村」へ向かう。
途中、せっかくだからと景色の良いルートを選んで通ってくれた。

最初に通ったのは「Dražgoše」第二次世界大戦でパルチザンとドイツ軍の大きな戦いがあり、村は焼き尽くされたとのこと。今は再建しているが、忘れ難い場所だそうだ。

次に通ったのはとても小さな集落「Jamnik」
丘の上にある教会がとても美しい。絵の世界にありそうな場所。
ここから見ると4月のレースで出場したJostという山が隣にあってびっくり。
気づかぬうちに僕は随分とたくさんの場所を訪ねているようだ。

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最後に通ったのが「Kropa」
製鉄の町。
伝統的な製法で現在は近代的に製鉄を行う町が他にあり、
そこまで盛んではない様子。
町の手すりやモニュメントなどいたるところにお手製の製鉄作品がある。
のどかな町。

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と道なりに幾つかの町に立ち寄りながらTrzicへ。
こちらは日が長いのでまだまだ明るかったんだけど、
日中のレースとそれまでの疲れが出たのか家について一息ついたらダウン。
先は長いし、この日はそのまま間休ませてもらったのでした。

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