2023年スロヴェニア紀行16~Radovljica(ラドブリツァ)へ~
Museum of Apiculture(養蜂博物館)へ
Apitourismツアー後半に訪れたのは、養蜂博物館のあるRadovljica(ラドブリツァ)。リュブリャナ中心部で、拾ってもらい車で現地へ向かう。スロヴェニアのあちこちで高速道路を含め道路工事を行っており迂回や渋滞もしばしば。それでもスムーズに到着することができた。旧市街のすぐそばに車を停めて、いざ出発。入り口近くには時間の都合で訪ねることができなかったが人気のショコラティエ。インフォメーションセンターを横目に数件通り抜けるともうそこは中心部で、博物館は目と鼻の先ととても小さな街だ。しかし、そこには街のサイズの比にならないほどの魅力が詰まっている。
養蜂の歴史が詰まっている場所
ここはスロヴェニアの養蜂の歴史の全てが詰まっていると言っても過言ではない場所だ。養蜂に興味があるならば絶対に訪れるべきだ。カルニオルミツバチの事、養蜂機材の歴史や圧倒的な数の巣箱パネルの保存数…どれをとっても素晴らしい。ちなみに巣箱パネルのデザインは確認できているもので600種類以上、保存数は2000枚以上だそうな。。。
今回は館長に案内をしていただいたが、冒頭に養蜂は"national cultural heritage(国の文化遺産)"だと話していらした。ミュージアムの素晴らしさを振り返りその言葉に改めて納得した。スロヴェニアの養蜂を知る上でいくつかの施設があるがRadovljicaは外せない。それは博物館だけでなく、そのお隣にあるLectar(レツター)の存在だ。
ジンジャーブレッドミュージアム
レストラン、ペンションそしてミュージアムを兼ねるLectar(レツター)は、老舗で蜂蜜を使って作るジンジャーブレッドはここの名物であり定番のお土産にもなっている。タイミングにもよるが名前入りのジンジャーブレッドをお願いすることも。今回は工房がお休みの時間に訪問してしまったようだが、以前、立ち寄った時は工房が開いており家族の名前入りの特製ジンジャーブレッドをお土産にしたのだ。
Not just eat,Feel taste food
緑に囲まれた素晴らしいテラスでランチタイムを過ごした。そこでの話は養蜂だけなく、ライフスタイルについて。最近では少しづつ、時間が後ろ倒しになっているそうだけど、基本的には7~15時もしくは8~16時くらいの働き方をする人が大半だそうだ。15時ないし16時に仕事を終えれば、夕方は家族や友人と過ごしたり趣味に費やすことが出来て日々有意義に暮らすことにつながると思う。オンオフに対する価値観、そして日曜はカフェやレストランなどを除いてほぼすべてのお店がお休みになるのもオンオフのメリハリをはっきりさせる後押しをしていると思う。
食事についても同様だ。もちろん忙しい時は仕方ないが、食事は単なる栄養補給ではなく美味しくいただいてこそだよねという話が出た。そう、食事の時間を通じて会話を楽しみ、同じ時間を過ごすことに意味がある。
カフェならば、テイクアウトをしたいのではなく、腰を下ろして物思いに耽ったりその時間が大切なのだと。「そうだよね、そうだよね。」激しく頷くことばかりであり、時間に追われて生きることは大切なものをどんどん手放しているのではないだろうか。であれば、舵を切るべきだと思う。少なくとも自分でコントロールできることだけでも。
身の回りの環境についても僕らはもっとしっかりと考えるべきだと思う。「木は5分で切れるけど、取り戻すのに60年かかる。」必要な伐採は行うべきだし、適切に間伐は行うべきだ。ただ、自然と協調することも忘れてはならない。僕は今年で45歳だ。今、伐採をした木々が再び育った様子を僕が再び見ることはほぼ確実に叶わない。今回の旅は養蜂を通じて、「僕たちがどう生きていくべきか?」を考えさせれられるとても有意義な旅になっている。
今回の渡航について
今回の滞在では観光要素を含め5日間のApitourをアレンジしてもらっている他、輸入元の養蜂家を訪ねたり、Medexという蜂蜜最大手を訪ねたりと色々な縁で旅をしています。そうした辺りも触れることで「"養蜂伝統国スロヴェニア"について、様々な側面から掘り下げて行きたい!!」そんな思いで連日更新しています。養蜂関連を中心に引き続き滞在の様子を発信しますのでお楽しみに!
スロヴェニア産はちみつはオンラインストアにて購入いただけます。旅の記録を通じてスロヴェニアとスロヴェニアのはちみつにも興味を持っていただけたら嬉しいです。
旅の目的とスロヴェニア愛について
マウンテンランナー改め、今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!
【お知らせ色々】
・9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原(受付中)
・10/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ(受付中)
・11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)
「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。
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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)
最後まで僕のnoteを読んでくださりありがとうございます!!
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