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スロベニア紀行2017 その13 ~カルストの大地を走る ~
2017/6/10(土)
滞在も終盤、週末はレース。
そして、この週末は土日連戦。
6時起床。
朝食を済ませ、7時過ぎに出発。
1時間ほどのドライブで、レース会場へ到着。
レース会場までのドライブは町の名前を読み上げ発音と読みの練習。
滞在1週間を過ぎ、やっとスロヴェニア語の読み方がわかってきた。
と言っても、文章は読めないけど。
会場についてまずはオーガナイザーに挨拶。
スケジュールや会場のレイアウト、レギュレーションについてなどを一通り、レクチャーしてくれた。(スロヴェニア語なので)もちろん、たまたま僕が初めての日本人ということもあったけれど、総じて、こちらの人は親切だ。言葉はたどたどしくもその思いは伝わる。だから、話せなくても以外と寂しくない。おかげでレース前の緊張や不安は程よく押し寄せる。
オーガナイザーと
この日のレースは10km,17km,31kmと3種目同時スタート。
トレイルレースの場合はゼッケンを前にしかしないので誰がどの種目なのかは分岐に行かないとわからない。なので、序盤の3kmほどは10kmの人々に引っ張られるようにして進む。ペース配分が違うので全然前に行けなくてやきもきする思いを抑えながら。
分岐が来て10kmと残り2種目は別方向へ。
ここで人数がガクッと減った。そして、ルートもダートロードから1つ目の大きな登りへ。開けた丘のむかし道を使っていたのでコースリボンを目印にしながら行くのだが、土地勘がない僕は位置関係も方向も全くわからないので前にいる人を頼りにしながら。
でも、登りではフラットで遅れた分を稼ぎたいので前にも出たい。案の定、前に出てもコースがいまいちわからず、すぐ捕まるのを繰り返しながら進んだ。2つ目の丘も同様にして越えたあたりからカルスト大地の稜線に。
いやはや絶景。じっくりきて楽しみたい、という思いを抑え、前を追う。コースマーキングがあまり多くないので近くの選手と声を掛け合いながら。
最終的に僕の前に入った選手としばらく併走したが彼は背が高い。そして足が長い。僕は日本人の中ではピッチよりストライドよりの走り方だけど、僕が目一杯足を伸ばして走っても彼の歩幅に届かない。なので歩幅と合わせて、ピッチもあげる。が、抵抗虚しく、最後の4kmで離されてしまった。遠くになっていく彼を追いながら最後まで何があるかわからない。と言い聞かせそのままフィニッシュ。
せっかく撮ってもらったのが咳き込んで変な顔してるところ。
また、トップ画のように分岐や係のいるところでは
必ず身振りでコースを確認します。
一緒に出場した、Simonは2回のコースアウトをしながらも2位。
僕は4位。Simonはさすがだ。
そして、僕の4位はヨーロッパでは自己最高。
欲を言えば、3位…だけど、これも実力。
悔しさもあるけど、もちろん嬉しい。
レース後は日本人ということで日本語を書くことを求められたり、TV Koperに出演したり(その日の夕方のニュースで紹介されました)、僕も楽しんだけど、みんなにも楽しんでもらえたんじゃないかな?また、こちらで多いのが声をかける時に必ずと言っていいほど、何かおごってくれること。つまり、ビールをたくさんいただきました。あまりにたくさんいただいたので僕飲めないんだ、と言ったら、何!じゃ、これなら酒は入っていないからとあまりアルコールのはいってないお酒をくれたり!
これはノンアルコール
Unionはこちらの大手ビール会社
ランチはグラーシュ、ポレンタとパン
配膳してくれた皆さん、写真を撮ったら気さくに応じてくれました。
この後やってきて、私のメルアドこれだから、送って頂戴よ!と。(ちゃんと送りました)
総合4位、年第2位。
何と、帰宅後、Simonが自身のprizeであるプレートを友情の証にと
プレゼントしてくれました。家に大切に飾ってあります。
レースで出会った仲間たち
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