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1932年の映画「フリークス」キュートで童話の様な100パーセントリアルな怪物園


#おすすめ名作映画

90年前のモノクロトーキー映画の【フリークス】。私は
アマゾンプライムで(何度も)観賞しました。伝説の問題作が、いとも簡単に繰り返して鑑賞できるなんて!本当に素晴らしいです。

映画の舞台はとあるサーカス団…そこの団員達は健常者の芸人だけではなく、奇形と分類される個性的な芸人が多数存在して、彼らはサーカス団のオーナーに可愛がられていた。
健常者の空中ブランコ嬢が怪力男と組んで、婚約者のいる富裕小人症の青年をたぶらかして命までも貶めようと企てるが…逆にフリークス(ここでは奇形の人達)の逆鱗にあい逆に惨たらしい反撃を食らう…。
物凄く簡単かつザクザクな話筋はこんな感じです。


ここで紹介した個性的な団員を演じているのは皆さんは、本物の障害者の役者さん。小人症(主人公)、シャム双生児、小脳症、ゼッケル症候群、etc.当時見世物小屋(サイドショー)で自らの身体を売り物にして生活されていた方々だ。エレファントマンが見世物になっていた時代よりはだいぶ最近の話であるけれど当時のアメリカでも個性的な容姿の障害者はその個性(個性を活かした芸を持って披露する)を生業にする事が生ける術(すべ)だったようです。もちろん日本でもヘレンケラーとの交流が有名なダルマ娘(両手足切断)の田中久子さんが同じ時代に活躍されていました。
サーカス団と言う舞台ゆえの幻想空間。個性豊かな役者は皆さんキュートで特殊メイクもCGもないのにグリムやアンデルセンの童話を実写で表現出来るのは凄いの一言。私個人はハーフボーイを演じたジョニー・エック氏の演技
とキャラクターが印象的でした。余り出番は少なかったですが…腕のない女性が綺麗で目をひきました。どうやら当時見世物小屋で「生きるミロのビーナス」との触れ込みでパフォーマンスしていたらしいです。納得。
因みにこの作品は【ホラー、サスペンス】というジャンルわけされてますが…多分違うでしょ?と感じる方が殆どかなと。ただこの作品には伝説のカットシーンがあるらしいのですが…それがかなり当時としたらグロすぎだったそうです。(皆さんこれが観たいわけです。)
後にも先にもこんな作品が誕生するとは思えません。(今の世論常識の範囲では)
勿論当時から問題作で上映禁止になってました。(イギリスでは32年間禁止)
でもそれはこの作品の本当の評価では無いと思います。

誕生しないであろうからこそ、この作品を多くの人が観て欲しいと思うのです。今までもこれからも色あせない【フリークス】を。














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