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新生物探究教室 4限目
【アマガエルに股がる新生物】
皆様、最近、アマガエルを見たことはありますか。私はあまり見なくなりました。
そこで、お庭にビオトープを作って、アマガエルや昆虫の生息場所を整えたりしていました。
それからは、たまに見かけることがありますが、子供の頃から比べると、とっても減少しましたね。
さて、先日、近所の神社さんに日課のお参りにうかがった時のこと、「心洗」の場所にて、しゃくでお水を汲もうとしたとき、そこに、アマガエルさんがいました。しかし、私は、そのアマガエルさんに少し、違和感を感じました。次の日も、このアマガエルさんは同じ場所にいました。実は、このアマガエルさんは、ある新生物をこの神社に運んできたところだったのです。注目すべきは、このアマガエルさんに股がって移動する新生物です。この新生物は、お盆の時期に人前に現れる神様に仕える生物なのです。地域によっては、亡くなった人が、昆虫に乗って、この世に帰ってくるとされる、この時期に、アマガエルに股がり、神社やお寺などに移動するこの新生物は、はるか昔から神様のお仕えとしておられました。
私は、母親から小さい頃に、よく言い聞かされていたものです。
「アマガエルは神様のお仕えですよ。捕まえないで、放してあげて。」
わたしも、大人になり、その意味がわかるようになりました。
このアマガエルさんは、この新生物を背中に乗せて、水場で長旅の疲れを癒していたのでしょう。
今回の新生物は、【神生物 (しんせいぶつ)】と書くのが正しいのかもしれません。
日本のお盆には、不思議な事ばかり。
日常あまり見ない生物や風景を見たときは、神様がいつもより近くに寄り添ってくださっているのかもしれません。