これからの教育に思いを馳せる
3日ぶりに外に出ました。家から徒歩2分のコンビニまでねーー
こんばんはフジノートです。
既に教員を辞めた身ではありますが、「これからの学校ってどうなるんだ?」というのは正直言って気になるところ。
時々元職場の先生や、大学時代の教員仲間に学校事情を聞いたりして考えたことを以下にまとめようと思います。
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登校再開と授業の問題
とりあえず学校再開はどうなるの?ってところからですけれど6月から分散登校というのが主流のようです。
分散登校のやり方は学校によりけりだと思いますが、出席番号奇数は月・水・金に登校で偶数は火・木・土に登校とか、奇数は午前登校、偶数は午後登校とかそんな感じになると踏んでいます。
つまり、しばらく会えないクラスメイトが出てくるという…交流範囲の狭い生徒からすると少し苦しい期間になるかもしれません。
授業への影響もありますね。一度にクラスの半分しか登校しないわけですから、同じ授業を1クラスに対して2度行う必要があるのです。
つまり、授業の進行速度が通常の1/2になるということです。
ただでさえ始まりが遅れているというのに…もどかしいですね。早く通常登校に戻ることを願います。
(教員にとって地味に厄介なことが他にもあって。例えば1年生の英語表現を4クラス持っている先生がいたとしたら、その先生は全く同じ英語表現の授業を8回やることになるという…。「あれ?このクラスで前回不定詞やらなかったっけ?」「それ偶数グループですよー」とかいうやりとりが出て来て混乱しそうです。教えるのは上手になりそうですけどね)
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入学式と新クラスの問題
当然ですが、新一年生はまだ入学式をしていません。それで持ってまだ学校にも来ていません。
大体の学校が入学式を6月に開くことになると思います。(3月初めに「桜が散る前に入学式ができるといいな」なんて同期と話していた日が懐かしいです)
じゃあそこが生徒同士の初対面かというと必ずしもそうではなく、学校によってはzoomなどを使ってオンラインで顔合わせを兼ねたホームルームをしているところもあるそうです。
担任の裁量によっては「顔は出さなくていいよ」としている学級もあるようで、その先生は「ネット上でしかコミュニケーションをとっていない顔もわからない相手と合う…新学期最初のホームルームはちょっとオフ会みたいな気分でウキウキしてる」なんて言ってました。楽しんでるなあホント。
いずれにしても例年にない異質の新学期スタート。自粛期間中に家に生活リズムが崩れたり、陰鬱になったりしている生徒のサポートが必要になるかもわかりません。
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労働と給与の問題
おそらく今年度は夏休み等の長期休暇は消滅(大幅短縮)。それに加え土曜授業や授業数の増加も見込まれます。
そうなってくると教員への負担も大きくなるはずです。(もちろん生徒もですがここでは割愛)
部活動も再開するとなると、いよいよ授業準備の時間や休暇もなくなってきそうです。(もはや形骸化してますが定時の延長も考えられそう)
それならば9月始業にずらすか?という話題が上がってくるわけですが、もちろんそれもまた大変。社会がそこまで早く対応できるのか?という問題もありますが、個人的には学費の問題が気になります。
(特に私立の生徒なんかは)半年分多く学費を払わないといけない…なんてことは起こり得ないと思いますが、今度は教員の給与の財源がなくなりますからね。大変。
とはいえ分散登校で学校が再開しているので個人的には9月始業の線は切れると思っています。労働環境が荒れないことを祈るばかり。
教員を各校補填できればどうにかなりそうですけどね。…簡単に集まって、質が保証されればの話ですけど。
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そんな感じでこれからどうなるんだろうなあリストでした。
無事にこの時期を乗り越えられるよう願ってます。
それではまた。
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