Twitter恐い

私はTwitterが恐い!!!!!!!

どうも藤野ニコです。漫画家です。
今回は私のTwitterへの恐怖について書いていこうと思います。
「え?恐怖について書く?こっわ!ホラーな文章はNG!」というお客様!お待ちください!ただのおバカなエッセイになる予定です!予定ではそのはずです。私は基本的にプロットもなにも無く、思いつくままに書いてるので場合によってはホラーになるかもしれませんが、今現在はその予定はないんです!でもホラーになってしまった時は何の保証もしてあげられません。ご了承ください!※小心者の私は入念に念を押しておいたとここに記す。

では、本題に…

入ろうと思う。
私はTwitterが恐いのだよ!!ナンダッテーーー!?
恐い恐い、恐いものが何もない私だがTwitterが恐い。
こんな事を書けば家にTwitterが投げ入れられそうだ。
このネタが分からない人は「饅頭恐い」と検索してみよう、非常におあとがよろしい体験ができるのでおススメだ!
恐いものが何もないというのはネタであって、私は恐いものが結構ある。
例えばサメだ。サメが恐い。
子供のころからサメの映画を見過ぎたせいでとにかくサメが恐い。プールで遊んでいるとサメがいるんじゃないかというイマジネーションで一人ホラー体験を楽しめるほどに恐い。
あと子供の頃は排水溝も恐かった。
前に恐怖イマジネーション!というエッセイ漫画を投稿したので良かったら見て欲しい。

あーーっっしまった!!また無駄に横道にそれてしまった!
それではサメの話…いやTwitterの話に戻ろう。

Twitterを始めた

私がTwitterを始めたきっかけ………………………いや、思い出せないわ。
今、自身のツイートを遡れるだけ遡ってみだけど、やっぱり思い出せない。なんでTwitter始めたんだっけ?始めてから2年半くらいなのでTwitter民としては日が浅い方なのではないだろうか?知らんけど。
多分だけど、漫画の連載が終わってしまって、とち狂っていたのではないだろうか?
「だろうか?」とか聞かれても、お客様におきましては「いや、知らんわ」としかお答えいただけない事だろう。
pixiv(イラストや漫画を投稿するサイト)はやっていたのだ。漫画の宣伝になればいいなくらいの気持ちで。それも当時はあまり熱心ではなかったかもしれない。

半年ROMれ

私は最近になってこの「半年ROMれ」という言葉をきちんと耳にした(実際にはTwitterで見たので”目にした”が正しい)
たぶんそれ以前からもネットのそこかしこで、ちらちら目にはしていたのかもしれないが、ちゃんと認識できたのがごく最近の事だった。
「ROMる」とは、自分で投稿はせずに読むだけ、見るだけの事をいう。
つまり「半年ROMれ」とは「ひとまず自身では半年ほど投稿をせず、見るだけに専念してそのSNS等の雰囲気や空気を知ってから投稿を始めればいろいろな事故を防げる」という先人のありがたいお言葉だ。
私はこの言葉はとても良いアドバイスだと思う。
インターネットの世界はモノによって全然、様相が違う。
Twitterもpixivもインスタグラムも、もちろんnoteも全然違う。
これらの違いについて考察した事がいろいろあるのだが、それはまた別の機会にエッセイにでもしようと思う。(…よーし、また横道にそれそうなのをどうにか取り戻したぞ!)
とにかく私はTwitterを一切ROMらずに始めてしまった。人様のTwitterも全然見たことがなかった。もっと早く先人のありがたいお言葉を知っていれば、ここまでTwitterに苦手意識を持つこともなかったかもしれない。

ツイートする

まぁせっかく始めたのでツイートしてみた。
ハッシュタグつきで「Twitterはじめました」と冷やし中華的にツイートしていたと思う。さっき、わざわざ長いツイートを遡って確認したのにもう記憶がうろ覚えだ。
こんなイラストも描いていた。

画像1

このようなイラストまでわざわざこさえたのに、なぜTwitterを始めたきっかけが思い出せないのだろう。
最近疲れからか、記憶があいまいになる事が……あっとイカンイカン!横道逸れ回避!
とにかく初めてのツイートを経験した私は、さっそく何をツイートしたらいいやらわからず、pixivに投稿していたイラストやら漫画やらをTwitterにも一緒くたに投稿するようになっていた。
ありがたい事に私の連載漫画「ある日チョーミーと」を読んでくれていた人や同じ雑誌で連載していた漫画家の方々などとフォローしたりフォローされたりの仲になる事が出来て、出だしは上々だったと思う。

だが、しかし…

私はとにかくとても怯えていた。
コミュ障なのが災いしてツイートする時もコメントを貰うときも送るときも、ものすごく悩みに悩んでしまったのだ!
「なにか失礼な事を書いているのではないか!?誤解されるような文章になっていないだろうか!?」という事が気になって気になって、ものすごく慎重になりツイートボタンを押すのにドキドキガクガクブルブルしながら震える手でマウスをクリックしていたのだ。(PCでTwitterをしていたので)
それだけではない。
添付画像も間違ったものを投稿していないか2度3度しつこく確認したり、イイネやリツイートがされてるのかどうか、Twitterを開くたびにドキドキハラハラが止まらなく、それに対して一喜一憂してしまっていた。
「してしまっていた」とまるで過去の出来事かのように書いているが、なんなら現在進行形で同じ状態だ。
Twitterを開いたり閉じたりするたび、そんな精神の乱高下を体験していると当然のことながら、とても疲れる。
それに普段の精神の乱高下も合わされば倍率ドン!になってしまう。

SNSに疲れた時は…

やっぱり、しばらくはSNSから離れるのがベストだろうと思う。
特にTwitterのタイムラインはフォローしている人のツイートやリツイート、最近ではイイネを押したツイートやら「○○さんがフォローしてます」という謎のツイート仕様まであって、基本的に誰かの怒りのツイートを目にすることがとても多い。
それにあてられて精神が不安定になるのなら、しばらくSNSをお休みして自分自身の健康と向き合ってみるのもいいだろう。

私もTwitterを一時期休んでいた

ただし、これは当時心身共にズタボロ状態でPCを起動する気力がなかった事の結果だ。
もしスマホでTwitterをやっていたら?きっと続けていたのではないだろうか?そしてとんでもない事故を起こしていたかもしれない。
心身の調子が悪いときに、あまり慣れていないSNSを使っていたら…危なかった。
特にTwitterは拡散性がずば抜けているので一つの事故ツイートで人生が狂う可能性もあるかもしれない。

恐い

ああ恐い恐い、Twitterが恐い。
恐いなら辞めればいいじゃないかって?
止められない辞めれない。
だって宣伝をしなければならない。
コンテンツを発信しなければならない職業に就いているので情報発信力のあるSNSを辞めるわけにはいかない。
作品を人の目にさらしていかなければ…未来が無い。
なんてことだ四面楚歌じゃないか!イバラの道を進んでしまった!
ああ…家で鼻ほじりながら、ただただ漫画だけ描いていられたら、どんなに楽な事だろう。

マネージメント

とにかく自分でいろいろ調査をして調整していかなければいけない。
web上で読みやすい漫画の研究、色の塗り方、色の選び方、線画の描き方、読みやすいセリフの大きさ、フォントの選び方…。
読まれやすい、拡散されやすい時間帯の選び方。
次に何を描いていけばいいのか。
どんなコンテンツなら喜ばれるのか。
私の心と体の状態も入念にメンテナンスしなければならない。

めんどくさい 心の底から めんどくさい 藤野ニコ心の俳句

だけどやらなきゃならんのですわ

漫画の連載が終わった時、自分が二年半文字通り命を削った作品が闇の中に沈んでいった。
私はデビューしてすぐに(ありがたいことに)連載を持ってしまったので、漫画を描くにあたって健康を消費するペース配分がさっぱりわかってなかったのだ。ただ毎日がむしゃらに漫画を描いていた。
残りライフをおろし金で削るように漫画を描いて、それが唐突に終わりを迎えてしまった。
本が出る事もなく、電子書籍化も編集部は当時乗り気ではなかった。
雑誌を買って読んでいた読者の方々以外に私の作品は「この世に存在しない」も同然になってしまった。
しかも私は「チョーミー」「チーズ」という自分が飼っている猫を題材にした漫画で連載をしていたのだ。
私にはまるで自分の猫達が真っ暗な闇の中に吸い込まれていくような、そんな悲しみが沸き起こっていた…。
私は当時の担当さんに漫画の続編をweb上に公開してもいいか尋ねた。権利の関係で私は自分の作品を好きに扱う事は出来ないからだ。
OKをいただいたので「ある日チョーミーと」の続編を無料でwebに公開し始めたのだ。

…ん?おやおやおや?これはひょっとして…?

つまりは…

これがTwitterを始めた「きっかけ」か!
oh!なんという事!なるほど文章を書く(実際にはキーボードをボコボコ打っているのだが)というのは記憶を掘り出すのにこれほど有効だとは!
いや~そうだったのか~。へ~。ふ~ん。そっかー。

そんな事はどうでもよろしい!

とにもかくにも宣伝だ!広告だ!
だって数年ぶりに、まさかの電子書籍を出すことができたのだから!
私は恥も外聞もなく宣伝しなければならない!
Twitterのアカウント名を「藤野ニコ@ある日チョーミーと電子書籍全6巻配信中」に変えた!
たまによそ様がそんなアカ名にしているのが正直とてもうらやましかった!
このアカウント名なら私が電子書籍以外の事をつぶやいても、タイトル名が人の目に触れる可能性が少しは高くなるはず。サブリミナル効果も期待できるかも!
それまでプロフィールも「本も出せてないのに漫画家と名乗って良いのだろうか?」なんて、なんとなく遠慮していたが、我慢せずに「漫画家です」と記載する事にした!ちょっとだけ恥ずかしい!

Twitterが恐い

ああ!恐い恐い!Twitterが恐い!
だけど私はTwitterを利用する!
もう二度とうちの猫達が闇に攫われていく様を幻視する事がないように。

泳げ泳げ!ネットの海を!
草薙素子も言っていた!ネットは広大だ!

こうして私は今日もビビりながら自分の尻を蹴っ飛ばしてTwitterと向き合っている。



あとがき

おやおやおや~?あとがきまで辿り着く猛者がいたようですねぇ?
五体投地で感謝!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
ついでなので宣伝します!させてください!

著書「ある日チョーミーと」全6巻、各所電子書籍配信サイトにて配信されています。ひとまずAmazonさんのリンクを貼っておきますね。お好きなサイトでお求めください。

それとワンコのキーホルダーを販売してます。私の描き下ろしイラストを使用してます。ワンコ好きのお知り合いにも宣伝していただけると大変助かります!

そして件のTwitterアカウントへのリンク。…フォローお願いしますなのです…。

ご読了ありがとうございました!予定通りおバカなエッセイになったハズ…

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藤野ニコ@「ある日チョーミーと」電子書籍配信中
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