タイミング違い
「このサイズ違いとかあります?」
試着室にて、幾度となく繰り返されてきたであろうこの言葉。サイズ違いを試着した結果、だいたい別サイズの方がしっくりきたりする。そして購入へ。こうした試着室でのやりとりを多くの方がしてきたことだろう。
しかし、これは服の話であって、仮に人生のイベントやパートナーであった場合、試すことはおろか、タイミング違いを訪ねることすら叶わない。
これまでに何人かの方とお付き合いをさせていただいてきた。もちろん十人十色であったが、振り返ってみると高校時代に付き合っていた方が、自他ともに認める程にしっくり来ていた。
もちろん、他の方をむげにしているわけではない。その高校時代の交際相手のAさんとは、1年程付き合った後、僕の至らなさから破局に至った。そして大学入学後に別の方とも付き合い、破局を迎えた。
そうしたいくつかの経験から、恋愛に関する様々なことを学んだ。そうして得た反省から、高校時代のような至らなさからは脱却したと思っている。
そのため、”もし、今Aさんと初めて付き合うとなったら上手くいってたのだろうか”、などと未練タラタラの妄想をバラエティ番組の罰ゲームの風船よりも早い速度で膨らませたりもする。
こういう人生における出来事の”タイミング違い”を選べたらいいのに、などとずっと考えている。それに、この記事の投稿タイミングも悩んでいる。