新卒の時に仕事で死に掛けた話 1。
こんにちは、イノシカ蝶子です。
今回のタイトルを見て思った方もいるでしょう。今回の話、ヘビーやで工藤。
現在、新入社員の方やこれから新卒社員になる方に
「ああ、こんな理不尽なこともあるんだなあ。」と、
でも「その中で救われることもあるんだなあ。」と思っていただきたく、
書いていくことにします。
※身バレ防止のため、所々フェイクが入ります。
ご了承くださいませ。
春、始まりの季節。
4月に医療器具のメーカー職に就職した私は
「営業をしたい。」と期待に胸を膨らませていました。
営業って懸念される職業ですが、どうしても営業をして見たかったのです。
理由は、私の父が営業職として実績を上げていたから。
就職活動をする上で、父と話をするときに
「営業は楽しいぞ!!お客さんの声を目の前で聞けて、それを活かすことができる!」という話を聞き、
私も父のような営業になりたいと思っていました。
就職したメーカーでも、営業職として勤務することを前提として
内定をいただいておりました。
研修期間を終え、いざ配属先が決まったところは
自宅からドアtoドアで2時間かかる支社でした。
金銭面的な余裕もなく、社宅もなかったため実家から通うことにしました。
配属された当初は「まあ、行けるでしょ!そんなこより早く仕事がしたい!!」
意気揚々と出勤致しました。
メーカー職の営業として、最初は内線・外線電話の取次でした。
ですが、支社は多忙過ぎて、
ほぼ引っ切り無しに電話が鳴り続けている場所でした。
1日目に何とか内線だけでも…と電話を取り続けているのを見た上司が
「イノシカ、外線も取れるんじゃないか?
保留にしてもいいから、取ってくれない?」という言葉をいただきました。
結婚式場でアルバイトをしていたので、敬語には自信があったため
その影響でしょうかね…?
でも、外線はお客様と直接やりとりする最初の場所です。
すぐに答えられなかったり、分からないことがあって固まってしまうと
「あんた、何でそんなことも分からないの!?」と
罵倒されることもありました。
ここが、新卒一年目でぶち当たる壁だと思います。
今までアルバイトで多少なりとも評価されていたのに、
自分が何もスキルを持っていないことに気付かされる。
悔しくて悔しくてたまりませんでした。
そのため、家に帰ったら機械のマニュアルを読んだり、
社内で時間があるときは商品に触る。
そんなことを繰り返していたら、電話対応に慣れて来ました。
まあ、慣れたからといって電話の数は減らず、
毎日鳴り続けるコール音にノイローゼになりそうでした。
そして、営業ということでOJT研修も始まりました。
実際に営業所の営業さんたちと一緒にお客さん先を回ったり、
納品の手伝いをしたりすることです。
教育係として、先輩が一人ついてくださいましたが、
営業職の人は多忙でほぼ社内におらず、
社内に帰ってくるのも、定時過ぎでした。
定時過ぎまで待つと、家に帰るのは22:00過ぎです。
そこから明日、また2時間かけて会社に通うのですから
起きるのは5:00か6:00です。
配属されてからすぐに睡眠時間を削る日々が続きました。
2に続きます。
ご拝読くださり、ありがとう御座いました。
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