へっぽこサービスマンが成長する過程。
こんにちは、藤波子です。
本日はね、仕事のことを記してみようと思います。
私、現在ホテル業界に籍を置いている身で御座います。
この業界に初めて足を踏み入れたのは、大学一年生の時。
結婚式場でのアルバイトを始めたことからスタートしました。
当時の自分のことを思い返すと「使えない子」でした。
いや、これ本当に。
今、仕事の流れが何となくわかるからこそ言えますが、
サービスマンって気を使えないといけないんです。
そして結婚式場のサービスというのは、それ相応のサービス力が求められるわけで御座います。
おかげでものすごい勢いで矯正されました。
まず、言葉遣い。
「~で宜しいですか?」「かしこまりました。」「恐れ入ります。」
みたいな敬語、いきなり大学一年生で使える人おるんか…?
そのあたりからもうグダグダだったため、
初めて仕事したときは先輩にビシバシ怒られました。
丁寧語じゃなくて、意識して尊敬語を使うように!
ちなみに「大丈夫ですか?」と「宜しかったでしょうか?」は
絶対に言いません。
「大丈夫ですか?」はフランクすぎる。
「宜しかったでしょうか?」は日本語としておかしい。なぜ過去形を使用するのだ。
そして、一番大きかったのは見た目ですね。
その当時、眉を整えるという概念がなかったんですよ。
今考えると膝から崩れ落ちて、顔を覆って、転げ回りたいくらい恥ずかしいです。
というかそもそもメイクって皆何歳からスタートするんだ…?
大学一年生の藤波子、メイクスキルは0でした。
だがしかし、今考えるとノーメイクの人にサービスされるのって
気持ちがいいものだろうか。
自分がサービスを受ける側だったら「若い子だなあ、ちゃんとできるかなあ。」と不安になるんじゃないかと思います。
というわけで、藤波子!メイクアーップ!!!と
母親のコスメを借りてメイクをマネする大学一年生。
というか高校の時からちゃんとそういうの習う場が欲しかった…。
あと一番だめだしされたこと「笑顔がない」
というのも、元バイト先というより配膳業界の研修期間なんて
一瞬で終わるんです。というより披露宴前に会場来てセット見て
「じゃ、今日〇〇名の披露宴だから!ミーティングちゃんと聞いておいてね!」みたいな感じで始まることがものすごく多い。
特に単発的なお仕事とか、派遣された仕事だと。
不安がいっぱいコレクションで笑顔の作り方なんて忘れたわ。
そのため、最初のころは先輩に言われたまま料理を出して、
タイミング見て下げて、また新しい料理を提供して。
皿を出して下げて出して下げて…その繰り返しでした。
唯一褒められたのは返事とメモを取ること位でしたね。
分からないことがあったら分かるまでメモ書きまくってました。
時にはメモ取るのに夢中になりすぎて、また怒られたり…(苦笑)
そんな中で、ふっと突然「あ、楽しいな。」と思える転機がありました。
出来なかった分経験するしかない、と鬼のようにシフトを入れ続けた結果
同年代の子よりも多くの場数を踏むことが出来、
それに伴って「藤波に任せてみよう。」と上司が算段してくれることが多くなったんですね。
バイト開始から半月後、一人でテーブルを任せてもらえたり
親族控えの喫茶室を任せてもらえたり、
両親卓(両親が座るテーブル)を任せてもらえたり、おかげで色々な経験が出来ました。
自信がついてきた結果、お客様の前に立ったら自然と笑顔出るようになりました。
仏頂面で言われる「いらっしゃいませ。」
笑顔で言われる「いらっしゃいませ。」
いい印象ってどっちでしょう?私は後者だと思います。
どこのホテルや式場でもその式場のカラーってあると思います。
笑ってサービスするのが失礼だといわれる場面もあります。
だけど、そんな中でもサービスマンとして必要なのは笑顔なんじゃないかな?と思うわけですよ。
本日はここまで。
最後までご拝読くださり、ありがとう御座いました。
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