映画を彩ってくれた音楽についての話
こんにちは。
間もなく東京ドキュメンタリー映画祭にて公開となります"DieAter2 PANDEMONIUM"ですが、今作において音楽は少々こだわってまして(映画音楽にこだわるのはそりゃ当たり前なんですけどね!)
全体に散らばるBGMは同郷の仲間の製作した曲を使用しており、劇中に漂う"異質な雰囲気"を作り上げてくれています。
挿入歌に関しては、当事者の方から頂いた曲を2曲と、この映画の"あるワンシーン"のために、書下ろしして頂いた曲があります。
さて本記事では曲の歌詞と歌そのものを公開させて頂きます。
3曲目の書き下ろし曲に関しては歌詞のみの公開です。是非本編を観て聴いてやってください。
【裏話】1,2曲目に関しては雰囲気で選んだのですが、あとから出来上がってみるとかなり作品に合った歌詞の内容で驚きました。また、最近判明したのですが、制作者の「Kokoroさん」は僕と同じような音楽を好んでまして(nervous light of sunday!)、感性で接続された気がします(笑)
1曲目「傷跡」
SONG by kokoro
幸福そうな人間の笑い声は
私をイライラさせる
これ以上ないほどに吐き気がする
そう私は愛に飢えている
私自身が可哀想な孤独だと
虫の群がった街灯が言う
さよならさえも言えないまま
そっと独り立ち去った
君は最後まで嘘つきだった
私は無理矢理笑って見せた
屋上に立った1人の自殺志願者は
酷く私を刺激する
「私も連れてって」と思わず言った
そう私は孤独に愛されてる
私自体が無駄な命だと
頭の中で声がする
あの日で全て変わってしまった
握った拳が不自然に揺れた
君の睨む目が焼きついたまま
背を向けて走って逃げた
何も知らないまま純白でいれば
赤子のように振る舞えたかな
いつだってそう誰だってそう
私を責めて酔いしれてんだろ
私じゃなければ
私じゃなければ
私さえ居なければ
今更遅いよ
今更なんだよ
嗚呼…嗚呼…
私じゃなければ…
※動画は劇中で使用した「SUBARU」のイメージカット集です。
SUBARUもまた当事者の一人でした(現在摂食障害は寛解)
2曲目「愛のテーマ」
SONG by kokoro
自分をロクに愛せない私は
人のことも愛せないだろう
「愛する」ってなんなのか
やり方が解らないんだ
愛されて育ったはずなのに
まだ私は愛を欲してる
「馬鹿みたい」呟いて
「諦めろ」囁いた
愛はいつだって生きていくことのテーマ
だから私はうまく生きれないんだ
気付いて哀しくてどうしようもなくて
今日も私は愛を探してる
少数派の人間を指折り数えて
自分は独りじゃないと言い聞かせた
片手の指に入る友達に
私は異常じゃないと確認する
「傷の舐め合い」それでいいよ
「諦めきれない」それでいいよ
愛はいつだって永遠の地球のテーマ
だから私は生きるのが下手なんだ
気付いて哀しくてどうしようもなくて
今日も明日も愛を探してる
もっと深く愛されたい
認めてもらいたい
明日は言えるかな
明日は言えるかな
愛はいつだって生きていくことのテーマ
だから私はうまく生きれないんだ
愛はいつだって永遠の地球のテーマ
だから私は生きるのが下手なんだ
気付いて哀しくてどうしようもなくて
今日も私は愛を探してる
※動画は出演者紹介です。
またKokoroさんのアカウントはこちら↓
3曲目【Silver lining】
作詞 こんのゆい
作曲 編曲 今野裕太
歌 芥子莉紗
ぼんやり ひとりぼっち
差した傘 濡れてく音
あじさい 僕と反対に
やけに嬉しそうに揺れている
どんより 浮かぶ雲の
向こう側 裏地キラリ
案外 しあわせなんて
近くにあるかもなんてさ
あるよきっと
夕暮れ 近づき
街中 揺らめき
めのうに 染まって
不安に 駆られて
宵闇 深まり
星空 煌めき
朝はまた来るよ そして
泣きながらも生きてみる
太陽の光も 雨風の匂いも
身体ごと抱きしめて歩くの
僕の世界を
・・・・
また作曲下さった今野さんですが、いま別のバンドで、有楽町の歌作りに参加中!是非聞いてみてください!いい曲!!
明日(11月19日)の正午に締め切りで投票があります!
ということで引き続き映画もよろしくお願いします。