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【珈琲雑記】自家焙煎コーヒー豆専門店の営業について

今まで散々鍼灸院の経営や臨床にまつわる話をしていたのに、いきなり自家焙煎コーヒー豆専門店などと言うトピックをぶち込んで何のことやら?
…と言う違和感を本人も感じていますが、これも大事な要素なので併せて投稿していくことにします(笑)

なお、この記事は、以前に書いた自家焙煎コーヒー豆店の開業に関する内容のリライト記事です。
実際に開業して約1年経ち感じていることや、漠然と考えている今後の事業計画についても追記してまとめていきます

コーヒー好きの方々、自家焙煎の世界に一歩踏み出してみたい方々。
そしていつものコーヒーにちょっと物足りなさを感じている方々。
ここで日常に少しだけでも刺激するアイデアを見つけてもらえたら嬉しいです。

◯とりあえず宣伝
自家焙煎珈琲豆の通販サイトはこちら
https://kuronekocoffee.stores.jp/

珈琲メインのインスタアカウントはこちら
https://www.instagram.com/fujimotominoru3/



自家焙煎沼にハマるまでの道のり


コーヒーとの付き合いは高校時代に遡ります。
最初は眠気覚ましのインスタントコーヒーから始まり、大学生になると背伸びして喫茶店に通い始めて。
社会人1年目の一人暮らしを始めた際にスーパーで買った挽き豆を使い、気取ってドリップ。
最初の一杯がクッソ不味かったのも、今となっては良い思い出です(笑)

その後しばらくは、リサイクルショップで買ってきたコーヒーメーカーとスーパーで買ってきた挽いた豆を使って日常的にコーヒーを飲んでいました(ここまでは普通のレベルw) 
その後、カリタの台形ドリッパーが片付けを含めて手軽になり、コーヒーメーカーを卒業(記憶は曖昧ですが故障して捨てたのがきっかけだった気がします)
独立開業後は、コーヒー豆を焙煎所から通販で直接購入したり、ミルやドリッパーなどの器具を揃えるようになりました。

この頃からコーヒー好きの悪い友人の影響もあり「自分で焙煎したらもっと面白いんじゃない?」という考えもあり、興味もあると言えばありました。
とは言え、この時点では「焙煎沼にはハマったら抜け出せない!」という認識の上に、煙や台所周りが汚れる問題もあり、まだ正気を保っていた状況でした。

そんなある日、物価高の影響で焙煎豆の価格が急高騰。
ぶっちゃけ、生活費に直撃で影響が出てしまい、かと言って市販品にも戻れる気もせず、悩ましい問題でした。
そこに来て、生豆の購入なら安かった点、焙煎機自体もamazonで購入できる小さいものなら総合的に安上がりだった点。
そして「自家焙煎なら長い目で見るとコストも抑えられるし、やってみるか!」と思い立ったのが全ての終わりの始まり。
令和6年の初めに焙煎網を購入し、最初の豆を焼いた瞬間、もう引き返せないと悟りました(笑)。


焙煎所の拠点: 謎のキャンピングトレーラー


そんな私の焙煎所は、実はキャンピングトレーラー。
元々は富良野市内でキッチンカーとして活躍していたものでしたが、老朽化のため廃車予定だったところ、件の悪い友人から「置き場所がないんだけど、裏庭に置かせてくれない?」と持ちかけられたのがきっかけでした。

裏庭は無駄に空いていたし、自分も使っていいということだったので「まあいいか」と軽い気持ちで承諾したら、いつの間にか名義も私に。
せっかくなら何か活用しようと、このトレーラーが焙煎所の拠点に変身しました。
最初は少し不安…どころか、頭の中に“?”が消えませんでしたが、このユニークなスタートをむしろ最大限に活かしてやろうと思うようになりました。


DIY精神全開!自作焙煎機の挑戦

ならばいっそ、正式に手続きを踏んで「珈琲豆焙煎所」を作ろうと事業計画書の作成を開始することに。
Eラーニングを活用し食品衛生管理者の資格も取り、保健所にも届出を提出。
営業をするには安定的に一定量を焙煎する必要がありますが、手持ちの焙煎網では対応できません。
そこで市販の焙煎機を見てみると、どれも高価で予算オーバー。
それなら自分で作ってしまおう!というわけで、Youtubeで作り方を調べ、材料は近所のホームセンターやネットショップを駆使して調達。
予算2万円程度で自作焙煎機を作り上げました。

基本構造は直火式で、熱源にはカセットコンロを使用。
焙煎機は熱源の上に置いてあるだけなので、炭火焙煎や燻煙焙煎も可能です。
理屈上は十分焙煎ができるはずなので、あとはひたすら試行錯誤を重ねるだけ。
完成品がユニークな味わいを引き出せるかどうかは、これからのお楽しみです。

最大の欠点としては、気温が氷点下になる冬場は焙煎上と焙煎機の温度が十分に上がらず、品質保証ができないため休業避けられないことです。
当時から予想はしていましたが、実際に冬を迎えてみて、やっぱり無理だったと感じています^^;


あくまでも趣味の延長!な、コーヒーの提供計画

そうは言っても本業は鍼灸師なので、焙煎所の運営は副業として営業しています。
そのため、販売はオンラインショップを中心に行い、その他は鍼灸施術の際にご希望の方へコーヒー豆をついでに配達するスタイルです。
この焙煎所で目指すのは、小規模だからこそできる個性的な豆作りと、時間をかけて作る楽しさ。
手間暇を惜しまないからこそ得られる豊かさです。
また私がイメージするおいしいコーヒーを実現すると言う楽しみもあります。
個人的には香りと苦味が強くガツンとして癖になるタイプのコーヒーが好きなので、酸味のあるさっぱりしたコーヒーがお好きな方には強くお勧めはできませんが、マイクロロースターとしてはこのような個性を追求するのもありかなと考えています。


今後の展望

今後の方向性として考えているのは、コーヒーの味の追求はもちろん、AIを活用したレシピ開発、インターネットを活用した生豆の仕入れの充実、そして農園見学や現地買い付けツアーの実施も視野に入れています。
これらは昨今のIT技術を活用することで全て実施が可能な良い時代となりました。
この恩恵を最大限に受けたいと考えています。
好き買ってやっているコーヒー事業ですが、これからも、どうぞ暖かく見守っていただければ幸いです!

引き続き「妻が作るお菓子に合うコーヒー」に関しては、家庭平和の兼ね合いもあるので、ブレない活動方針として掲げていきたいと思います(笑)


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鍼灸師:フジモトミノル
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