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「迷った時にすぐに選ぶ」が難しかった(2)

前回は、先日参加した、週1回仲間とともに行っている一週間の振り返り会をテーマに考えました。

自分の設定した行動目標についての振り返りから、
・人の思考のクセや習慣を変えるのは難しい
・無意識の行動の蓄積が思考や価値基準に与える影響は大きい
・できなかったことに気付き、改善するための機会をもつことが大切

ということを取り上げました。

今日もその続きについて考えてみます。

前回の投稿内容について、振り返り会で取り上げたところ、チームメンバーからのフィードバックがありました。

フィードバック内容で印象に残ったのが、「良いものを買おうとするのは良いことだと思う。良いものを買うと自己肯定感が高まる。自分のイメージが上がる」という示唆です。

私の設定した行動目標「迷ったら価格が高いほうをすぐに選ぶ」の意図(得たい効果)は、2つでした。どっちでもいいことに時間を使わないようにする、迷う場合は質の高いほうを体験して満足度を高める機会にする、の2つです。

そのうえで、その2つの先に別の効果「自己肯定感やセルフイメージが高まる」があることに気づいた次第です。

確かに、迷った挙句に安いほう、質の低い(であろう)ほうを選んでしまうと、「また妥協して安いほうを選んでしまった」と、無自覚のうちに自信を落とすことにつながっているかもしれません。(仮に選んだものが、値段の割に品質の高いものであったとしても)(自分の価値基準で決めた結果に沿って自信をもって値段の安いほうを選べば別ですが)

値段の高いほう、質の高いほうを選ぶことで、自信が持てて、買い物以外のパフォーマンス向上につながるかもしれません。この視点は、自分では気が付きませんでした。フィードバックを得たことからの、新たな発見だと思います。

振り返り会では、「美点凝視」というルールが設定されています。人の短所ではなく長所を見つめ、相手の良いところを見出す姿勢でフィードバックしようというものです。

相手の良いところを見出そうとする発言は、フィードバックの対象となる相手に対しても自分に対しても、それを聞く第三者に対しても、良い影響を与える。その結果、自分の運気だけではなく、周りの運気も上げることにつながるのではないか。チーム内でこのような話に至りました。

別の方のお話で印象に残ったのが、「トラブルは何かのサイン」ということでした。

台風10号に伴う荒天の影響で移動できなくなり、目的地での当初の予定をリモート対応したりリスケしたりしたそうです。思わぬ時間がつくれたことで、元の場所にとどまって、普段片付けられていなかった残務の片づけ、課題テーマに対して1人での時間を使ってじっくり考えて方針を決める。そうした時間にできたということです。

それで、「今回のトラブルの発生は、そういったことに取り組んで片づけていきなさいという、メッセージだったのだと捉えている」というお話でした。もちろんそれは、その方の自由な意味付けであって1つの正解というわけでもありません。

そのうえで、交通機関のように自分ではどうしようもできないトラブルで、結果が変わらないのなら、「何かのサイン」とポジティブにとらえて何ができるかを考えたほうが生産的になり、士気も上がります。これは、私自身も取り入れてみようと感じた視点でした。

・自分1人の振り返りでは気づかない視点に気付く
・自分が設定した行動が加速する
に加えて、

・お互いに運気を高め合う
・他者の振り返りからも新たな視点に気付く

といったことも、チームとして他のメンバーと共に振り返りを行うことによる効果ではないかと思います。

3か月間を1つの期間の区切りとしている振り返り会、残りの約半分の期間も引き続き臨んでみようと思います。

<まとめ>
美点凝視のフィードバックは、自分と周りの運気も上げることにつながる。

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