先日、友人が主催する「知心会」の定例講に参加する機会がありました。
今日は、その機会に感じたことをテーマにしてみます。
「知心会」について、同会サイトで「今の日本に失われつつある「道徳」「倫理」「相互扶助の精神」を力を合わせて取り戻す為の取り組みをする」と紹介されています。以下、同サイトから一部抜粋してみます。
私が参加した日の定例会では、いくつかのトピックがあったのですが、そのひとつが「地」でした。以下の問いかけがあり、「地」をテーマに考えました。
言葉の一つひとつが重く、思わずうなずかされます。そして、次のようなお話がありました。
一生懸命根を生やす場所がどこかを決めるのを通して、自分が何者なのかについて考えるということは、とても参考になる視点だと感じました。根を生やすところを決め、一度根を生やしたら凡事徹底。何かが実を結ぶには、結局これしかないようにも思います。
知心会には「二十則」があります。そのうちの2つは、次の通りです。
・相手が100:自己都合0相手都合100で考える。相手の都合に合わせて自分を変える。
・信念を問う:自分はどうなりたいのかを自分自身に常に問う。イメージ出来ないことは叶い様がない。
誰のために生きるのかを決め実践するというお話は、この2つにも通じるものがあります。
2時間の定例講でしたが、自分を見つめ直す貴重な機会になったと感じます。現パナソニック創業者の松下幸之助氏が自己観照の大切さを説いていましたが、その自己観照に集中する2時間だと言えるのかもしれません。
自分ひとりで自己観照できる人は、それでよいでしょう。そのうえで、私を含め多くの人は、1人で自己観照を行うことは難しいものです。他者と共通の場を共有しながら、一歩先に自己観照を行うことを始めた方からその知恵の共有を受け合って進めていくことは、有力な方法だと思います。同会は、その1つの場の例だと思います。
己の心をしっかりと観る時間。日常生活の中で、定期的に必要だと感じた場でした。
<まとめ>
どこに根を生やすのか、どんな根を生やすのかを、決めて取り組む。