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2019.02.24@キティ伊豆スタジオ

0から制作過程を見せるプロジェクト「INSIDE RECORDING」。2日目はバラバラに録る本格的なレコーディング!


バンドメンバーは1日目と同じく秋吉雅史さん(Ba.)と、やまもとあきらくんの代打で中村皓さん(Dr.)。

急遽にも関わらず完璧以上に仕上げてくる職人技と、激しいわけではないのにエネルギッシュな芯のあるドラムに一聴き惚れした皓さん。しかも同じ名古屋出身で、私の実家の3分先のピアノ教室に通っていたことがあるというすごい近い縁(笑)


3ピースだからグルーヴは大事にしたい!ということで、ドラム・ベース・アコギは一緒に録ることに。

ドラムは音被りがないように別ブースで隔離。

チューニングも普段より念入りに。

INSIDE RECORDINGの醍醐味、お客さんも聴いているというなかなかの緊張感の中、難なく1曲目を録り終え、とっても順調な滑り出し。

今度は緊張のボーカル録り。

大平さんの的確なディレクションも入りつつ、録り終えた音をコントロールルームで皆んなで聞いてみる。

………あれ、なんか違うぞ。声にいつものハリみたいなものが全くない。全く伸びきっていない。ここで藤森愛は気がつくのです。

ギターがない状態であまり歌ったことがない。


アコギを始めた頃からかれこれ8年間ずーっと弾きながら歌って来た藤森愛は、歌っている時間100に対して、ギターを弾かずに歌った時間は1くらい。昨年の一発レコーディングより前の作品はもちろんこの別々に録るスタイルを取っていましたが、それじゃ出来ない!となって一発になったのでした。プロフィールでギターは私の一部とか言ってたわそういえば。


よし、じゃあ全部一緒に録っちゃおうー!ってことで、ドラム・ベース・アコギ・ボーカルも同時に録ることに(結局一緒なんかーいっ)そしたらもうビックリするぐらい全く違う!全曲このスタイルでいくことになりました(笑)


ライブとレコーディングは違う。その微妙なニュアンスの違いを意識しながら演奏するのが難しかったですね。タイムリミットが決まっているので、何回もやり直している余裕はなく、ミスっているところはエンジニア岡田さんの華麗なる手術が入る(笑)

あと驚いたのが、エンジニア諸鍛冶さんは録りながら常にフェーダーを調整して、アーティスト自身のテンションが上がるようにしてくれているということ。盛り上がるところはボリュームも上がるみたいな。どうりで気持ちの良いサウンド。

注※これはレコーディングです。


ぴったり予定時間に全曲無事に録り終了!キティ伊豆スタジオまで来てくれた皆さん、長丁場お疲れ様でした。そして遠方まで本当にありがとうございます!

作業ちっくになりがちなレコーディングが皆さんにとっても、チームの皆さんにとっても、特別な思い出の記録になればいいなあと思っています。

残すはミックス作業。今回はCDにはしないのでマスタリングはやらないことになりました。完成は間もなくです!

撮影:安江正実


藤森愛による新プロジェクト「INSIDE RECORDING」始動!春にリリースする新譜の制作過程0から最後まで見せます!



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