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まいにちノート 2025/01/12 ウィーンフィル定期公演で〆

のんびりウィーン滞在期間も明日で終了します。
130泊旅行の終止符です。

さて、ビザなし長期滞在。無事に出国できるのか?大丈夫だろうと思いつつ、いざ当日が近づいてくると若干の不安がよぎります。

元々ロンドンとの往復で航空券を取っていたので、明日は一度ロンドンに行き、ロンドンで一泊してから実際には1/14に出発します。ロンドンにさえ行ければこっちのもの。万が一ばたつくことも懸念して1日余裕を持っての移動です。

今日は劇場巡りツアーの締めということで、ウィーンフィルの定期演奏会へ。直前になってチケットが取れました。ウィーンフィルのチケットはおそらくほとんどが定期会員用に用意されていて、一般販売が公演日の数日前だったりしたので、余りものの争奪戦なんだろうと思います。

ズービン・メータ指揮
モーツァルトのヴァイオリン協奏曲とブルックナーの9番

結局どちらも初見で望んでしまったものの、正統派オーケストラを最後に堪能できて満足です。ブルックナーはまだ掴めないなぁ。けど荘厳で、神秘的とも思える雰囲気、どちらかというと好きになれそうな気配は感じ取れました。未完成の交響曲ということで、3楽章までで終了。

あんまり音楽を詳しく語れる人間ではないのだけど、気になったことメモ

多分ブルックナーの晩年の作品なので、ブルックナーらしさ、というのはまだわからないのだけど、少なくとも前衛的な挑戦をしているように感じられた。金管が呼びかけるように顔を出すのはマーラーでもよく見かけたけど、マーラーの方が若いので、おそらくマーラーの方がブルックナーの影響を受けたのかなぁと。

少し調べただけだけど、やはり無視できない関係性にあった様子。それぞれのつながりとかも見えてくると面白いだろうなぁ

最後の方、ベートーヴェンの第9番1楽章で学んだ空5度の響きが多用されているように思った。なかなか音楽的に落ち着かない。顔を出さない感じ。着地しない、浮遊感にも似た感覚を得た。

2楽章はパワフルな行進のようなパートAと穏やかなパートBがABAの形式で進む。これまた不思議な和音だった。

3楽章。とても抒情的な印象。神秘さもあり、ワクワク感も感じられるような、これからそうなっていくのだろうと先を期待させる音楽に思った。終曲部のホルンの響きがとても印象的だった。

▼最後のとこだけ

それだけに未完成に終わったことが口惜しい。ここからどうなるんだろう!って思ったところで終わった。最終回で打ち切りにされた感。ブルックナーファンはすでに口を揃えて言ってるでしょうけど。シューベルトの未完成しかり、モーツァルトレクイエムしかり、未完成曲って後世の人たちをずっともどかしい気持ちにさせちゃいますね。

僕のヨーロッパ編もまだまだ未完成ということで、今回の旅行はようやく幕引きですが、続く第二章にご期待くださいというところで、旅の締めとしては良かったかもしれません。


定期演奏会は昼開催だったので、演奏会後はまたまたお土産探し。結局空路でも持ち込みやすくて、そこそこオシャレ感あって、無難な選択となるとチョコレート類に目を向けがちです。てことで、今日はDemelさんで調達。

日本にも銀座に店舗があるようなので、一応オンラインストア眺めながら日本になさそうなものを調達。オーストリアのチョコは無限に見つかるのでおすすめです。結局チョコしか買ってない。


(多分)最後のウィーン飯開拓。何度か通ったラントマン系列のカフェ・モーツァルトへ。

Mince veal loaf というメニューを頼んでみました。
煮込みハンバーグのような料理ですね。

お肉よりマッシュポテトの方が多い

塊肉系、煮込み系なので大当たりでした。シュニッツェルより好き。

観光振り返りだけで今日は終わります。
チェックアウトに向けて最終荷造りしなければ!

最後まで気を抜かずに、帰るまでが旅行!
てことで今日はこの辺で。 Auf wiedersehen!






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