豚汁を作るときのNG 【おもてなし食堂】
「おもてなし食堂」開店
妻のためにご飯を作り、簡単レシピを発信する、
「家族のための男飯🐒もんきち」
新企画「おもてなし食堂」では
ゲストのリクエストに応えて、料理でおもてなし。
さらに、編集者/音楽ライター/インタビュアーを本職とする妻・ゆかこが
料理、食など、多岐にわたる話をゲストから引き出します。
料理にまつわる学びと
「食」を架け橋に、様々なアーティスト/クリエイターの魅力を
お届けしていくことがテーマ。
YouTube(15分番組)、TikTok/Reels/YouTubeShorts(ショート動画)、noteにて展開。
noteでは、ゲストのために作った料理のレシピと
動画におさまりきらなかったインタビューをお届けします。
※ Rolling Stone Japanでも取り上げていただきました
#1 ゲスト紹介
第一回目のゲストは、
シンガーソングライターのざきのすけ。さん。
リクエストは「この豚肉で、おいしい豚汁作ってください!」
ゆかこ「豚汁は昔から好きなんですか?」
ざきのすけ。「北海道で実家暮らしをしているときに夜勤をやっていたんですけど、家族とサイクルがずれてしまって。そういうときに母親が作り置きしてくれていた豚汁を、夜勤帰りの冷えた身体で飲んだのがすごく染みた経験があって。そこから豚汁が大好きです」
ゆかこ「おうちの豚汁はどんな感じでしたか?」
ざきのすけ。「具だくさんで。それこそ今日も用意してくださっているように、特殊だと思うんですけど、きのこが家も入ってました」
ゆかこ「事前に『好きな食べ物何ですか?』って聞いたんですよ。そうしたら、『ラーメン、すき焼き、きのこ』って。好きな食べ物の王道が2つ並んで、『きのこ』とあったからよっぽど好きなんだろうなと(笑)。普段料理はしますか?」
ざきのすけ「そうですね。一人暮らしをしているので自炊することが多くて、料理自体はします。週5、6くらいはやってます」
ゆかこ「すごい!」
もんきち「料理男子認定です!」
動画
YouTube
↑ 豚汁の作り方と、トークはここから!
しかも、ドラマ『あたりのキッチン!』の主題歌「オレンジ」を生歌唱してくれました。
目の前で歌っていただける、特別な時間でした……。
ショート
レシピ/もんきちの豚汁
材料
※4人前
水800cc
ごぼう 1/2本
人参 1/2本
大根 5cm
じゃがいも 中1個
たまネギ 1/2個
こんにゃく1/2枚
豚バラ150g
しょうが 1片
しいたけ 2個
しめじ 1袋(100g)
みそ 大さじ3
ほんだし(お好みの顆粒だしで代用可) 小さじ2
仕上げのごま油小さじ1
万能ねぎ 適量
手順
1.食材を切る
2.豚バラ炒めて、取り出す
3.豚バラから出た油で具炒める。水入れて生姜入れて煮る
4.別フライパンできのこを乾煎りする
5.じゃがいもがやわらかくなったらほんだし、みそ、豚バラ、きのこを入れて弱火で3分ほど煮る
6.仕上げにごま油入れて完成
7.器にもり、万能ねぎを散らす
豚汁を作るときのNG
1. 具材をごま油で炒めるな
豚バラを先に炒めて油を抽出し、その油で具材を炒めましょう。そうすることで豚のうまみを全体にまとわせることができます。さらに仕上がりが脂っこくなりません。
2. 豚を野菜と一緒に煮るな
豚を炒めたら一旦鍋から取り出しましょう。そうすることで、固くなることを防ぎます。
3. きのこをすぐ鍋に入れるな
きのこはしっかり焼いておきましょう。そうすることで水分が出てうまみが凝縮します。さらには香ばしい香りも出ます。そして最後に合わせることで水っぽくなりません。特にしいたけは一緒に煮込むと汁全体がしいたけくさくなるので、それも防ぐことができます。
4. 味噌を入れたら急ぐな
味噌を入れたら風味が飛ばないよう弱火で煮込みましょう。
5. ごま油は最初じゃない、最後だ
具材を炒める豚汁レシピが多いのですが、それだと香りが飛んでしまいます。仕上げに垂らす程度でOK!
ざきのすけ。インタビュー
「“オレンジ”は、僕史上一番温かい曲」
――食後に歌ってくださった「オレンジ」は、ドラマ『あたりのキッチン!』の主題歌となっています。どのように作っていったのでしょうか。
ざきのすけ。:まずお話をいただいて、『あたりのキッチン!』の原作(漫画)とドラマの台本を読ませていただきました。僕自身、主人公(桜田ひより演じる「辺清美」)と重なる部分があったので、その世界観に合わせて曲を書いていきました。作品が温かくて、多分、僕史上一番温かい曲になったんですけど、「温かいもの」に共通してるイメージが「オレンジ色」で、ぽかぁと光ってる感じ。そこから「オレンジ」をテーマにしました。
――確かに、ざきのすけ。さんのインディーズ時代からの楽曲の中でも一番温かいというか、陽に振り切った楽曲だという印象を持ちました。
ざきのすけ。:そうですね。今までは結構ダークだったり、僕の暗い部分が出た世界観が多かったんですけど、東京に出てきて(2021年11月、音楽活動のため地元・北海道札幌より上京)、いろんな人と関わって、人の温かみに気づけたことが大きくて。東京に出てきたからこそ書けた歌詞だなと思います。
――東京というと「冷たい」「速い」みたいな部分もあるけれど、とはいえ、音楽を通して人と関わりを持つことで、人の温かみを知ることが多かったんですね。
ざきのすけ。:そうですね。たくさん手助けをいただいたり。しかも親や友達から離れたことで、今まで気づいてなかった温かさにも気づくことができたので、そういった意味でも「人の温かさ」を感じることが、この1、2年は多かったです。1番のサビの冒頭が《「おかえり」でほどけるように/「ただいま」ってほぐれるように》という歌詞なんですけど、東京に出てきて一人暮らしを始めてから、めっきりそういう言葉を使わなくなってしまったんですよね。よくよく考えるとあの言葉って、すごく安堵感があって、心がほぐれる温かい言葉だったんだなと思って。サビではそういう、日常に溶け込みすぎていて気づかないような温かさや優しさを歌詞に入れました。
――私も、1日を無事に終えて「ただいま」「おかえり」という言葉を交わせること自体、奇跡といっていい幸せだということをふと考えたりします。ざきのすけ。さんはクラシック、メタル、ヒップホップ、R&B、ブルースなど、いろんな音楽が好きで、インディーズ時代から幅広いサウンドを作られてきたと思うんですけど、今回『あたりのキッチン!』の主題歌を作るにあたっては、自分の中のどういった音楽性を出そうと思ったのでしょう。
ざきのすけ。:親しみやすいイメージ、かつ、僕の中にあるR&Bなサウンドで、今回特にベースにこだわりました。ずっと一緒に音楽を作りたかった、ベーシストの「アヤコノ」さんを呼んで、めちゃめちゃ温かいいベースを弾いてもらいました。真空管のアンプを使ったりして、ウォームな雰囲気になっています。
――歌い回しも「ポップで親しみやすい、かつ、ざきのすけ。さんの中にあるR&Bやラップ」のバランスが巧みですよね。
ざきのすけ。:確かに。僕らしい歌い回しが結構登場している気がします。たとえばラスサ前の部分(《近すぎて〜灯りはすぐ側に》)も、ちょっとR&Bっぽいしゃくりを入れたり、後ろに乗ってみたり。サビ以外は、ブラックミュージックの影響を受けている歌い回しがしっかり色濃く出ている気がしますね。
――動画を見ていただく方には、そのあたりにも注目しながら楽しんでほしいなと思います!
プロフィール
北海道札幌市出身の22歳。小学生時代、音楽好きな父のすすめで、ドラムを習ったことが原体験となり音楽にハマっていく。中学生時代、バンドでギターボーカルをやりつつも、鎮座DOPENESSの楽曲に出会い、ラップや曲作りをはじめる。2021年にはYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」が次なる才能を探す一発撮りオーディションプログラムに登場しファイナリストに選出される。大好きな東京事変や近代文学から受けた影響を作品に落とし込み、R&B、HIP HOP、SOUL、ROCK、JAZZなど、さまざまなジャンルを織り交ぜた、唯一無二のスタイルを武器に活動中。
「オレンジ」ストリーミング/ダウンロードはこちら
ライブ情報『1st ONE MAN LIVE TOUR -NIGHT CRAWLER-』
2023年12月2日(土)東京都 渋谷 TOKIO TOKYO
詳細:https://zakinosuke.com/news/detail/11534
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インタビュー・テキスト:矢島由佳子(妻・ゆかこ)