ショボい自慢
「長所はなんですか?」と面接で言われたら、
「健康です。幼稚園年長から大学卒業、いや今日まで、
学校、会社に行けなかったことはほぼ無いです。
80点の体調をずっと保ってきました。」
と言いたい妄想がある。
日頃、体調が良いという自慢がある。
「寝てなくてさ〜」とか言う、
体調不良自慢ではなく、
本来あるべき、体調良好自慢だ。
しかし、この自慢、うっすらショボい。
どうも弱い。
自分が誰かから聞いたら「だからなんなの?」と思う。
しかも、体調が良い人は結構いる。
さらに言えば、
「体調良い自慢するクセに、風邪引いてるじゃねえか」とか、
「あの時、体調悪いって言ったのウソじゃね?」とか、
ショボい自慢の割に失うものがデカい。
しかし、今日で終わりだ。
このショボい自慢は、ショボいまま終わった。
明確に今日、体調が悪い。
喉が痛い、頭も痛い。気だるい。
おそらく夏風邪だ。
一つ自慢は無くなるが、
どうしても休みたい時に「風邪です」と言っても、罪悪感はなくなる。
これから、事あるごとに使っていこう。
そう思ってヨーグルトを食べた。