ドローン・ロボティクスベンチャーTOMPLA㈱代表 藤本 高史

地方発でドローンを広めるドローン企業TOMPLAを起業←起業家輩出企業で営業戦略担当←…

ドローン・ロボティクスベンチャーTOMPLA㈱代表 藤本 高史

地方発でドローンを広めるドローン企業TOMPLAを起業←起業家輩出企業で営業戦略担当←ブランドマーケター ドローンを利用した新規事業を検討する人向けにドローン配送に関するナレッジ記事やブランドマーケティングの記事を書いています。

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【ドローン配送ベンチャーCEO観測】ドローン物流パターン考察

これまで国内外実施されているドローン物流のパターンを、自らドローン物流に取り組むドローン配送ベンチャーCEOの視点から分析してみました。 タイトル図の通り、現在行われているドローン物流の実証実験の多くは上記3パターンのビジネスモデルに分類されます。 【パターン1】企業起点ラストマイル物流型こちらは主に物流企業が自分たちが運ぶべき配達物をドローンに代替する、というアプローチです。 有名な事例ではAmazonが自社工場からドローンで配達するAmazon Prime Airで

    • 【ドローン配送ベンチャーCEO観測】レベル4解禁の本命!ドローン物流の外観と市場規模の予測まとめ

      世界中で導入検討が進む、ドローンによる物流がなぜ注目されているのか?を解説します。 2022年8月現在がどのような環境に置かれているかの説明です。 ドローンの飛行レベルとは 上記の図は令和4年4月の内閣官房小型無人機対策推進室による資料です。 2022年12月までに「人や街の上を、目視せず遠隔監視での飛行」を許可する法律が施行されるよ、というものです。(航空法自体はすでに法改正済み) これまでいわゆる「ドローン」はラジコンと同様に目視しながら操縦or自動飛行する事が

      • カロリーメイト歴代CMに見るターゲット設定の苦悩と表現のクオリティ vol.2

        こちらの記事はvol.1から続きです。ぜひvol.1から読んでみて下さい。 「見せてやれ、底力」というコピーの狙い2015年から始まる「見せてやれ、底力」というワードには3人のブランドに関わる当事者を意識したコピー選定になっています。 1人目)受験生本人 これはいわずもがな受験生本人の勝負の瞬間に自分を鼓舞するメッセージ 2人目)受験生を応援する親 これはVol.1でも書いたようにカロリーメイト という商品購買層である受験生の親からのエール、メッセージ。親の気持ちが投影

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        • カロリーメイト歴代CMに見るターゲット設定の苦悩と表現のクオリティ vol.1

          今年も大塚製薬のカロリーメイトの受験生応援CMがオンエア開始となりました。 今回でなんと第7弾! 2012年から始まる、毎年恒例のプロモーションとなります。 そこでこれまでのカロリーメイトのCMを振り返りながら、広告の狙いについて紐解いて行きたいと思います。 先に前置きしておくと、この恒例のプロモーションはTVCMを通じて提供したいものが何なのかが毎年少しずつずれていて、 どこにTVCMの価値を置くべきなのか、ターゲット設定において苦悩している様子が窺い知る事が出来る、TV

        【ドローン配送ベンチャーCEO観測】ドローン物流パターン考察

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        • ドローンビジネス解説
          2本
        • ふじもんマーケティング研究所
          11本

        記事

          イベントレポート「30歳からのパラレルキャリアの作り方 〜複業実践者が語る、キャリアを広げる複業の1歩目とは〜」

          11/19に開催した、30歳から考えるパラレルキャリアのイベントでゲストトーク内容のレポートです。 イベントの趣旨はこちらです ゲストトークテーマは以下を設定しました。 複業を始めたキッカケと想い田中氏)企業の販促支援を行うリクルートライフスタイルの営業として、約8年従事。次のキャリアを模索する中で営業以外のキャリアを志向。 そんな中、社内の新規事業コンテストへの応募&受賞をキッカケに、新規事業責任者としてのキャリアがスタート。事業開発のスキルやケイパビリティを付け

          イベントレポート「30歳からのパラレルキャリアの作り方 〜複業実践者が語る、キャリアを広げる複業の1歩目とは〜」

          複業でキャリアにイノベーションを生み出す複業コミュニティを作ろうと思う

          少し前に「ホワイトボード居酒屋が欲しい」というnoteを書いたところ、多くの方に賛同を頂きました。https://note.com/fujimarketing_12/n/n86d7c7808b01 しかし、物件を具体的に探している中でCOVID-19の流行によりリアル店舗の出店検討を取り止めました。 改めて自分が作りたい場や体験がどのようなものか、を自問自答する中で、 僕が作りたいものは、単なる場所や箱という事よりも、 いつもの職場での会話や関わりとは異なる、日常の仕事の

          複業でキャリアにイノベーションを生み出す複業コミュニティを作ろうと思う

          ハイネケンCMから考えるブランドパーパスの在り方

          ようやくnoteを書きたい意欲が出てきたので久しぶりの更新になりました。 今回のお題は「ブランドパーパス」 カンヌライオンズ2019でも強烈なブランドパーパスを打ち出したニューヨークタイムズやNIKE、バーガーキングが話題を呼んだが、共通したテーマは「ブランドパーパス」。 そのワードを僕の言葉で言うと「ブランドの存在理由、ブランドが伝えたいメッセージ」。 1.最近のブランドパーパス事情 昔ながらの日本メーカーと呼ばれる国産ブランドで、強烈にブランドパーパスの発信を感

          ハイネケンCMから考えるブランドパーパスの在り方

          ホワイトボード居酒屋が欲しい理由を掘り下げてみた

          せっかくの10連休なので、内省の時間に使ってみることにしている。 先日書いたホワイトボード居酒屋が欲しいというnoteに対して、以外にも周囲からは面白そうだね、という意見を結構頂けて喜んでいる。 なぜ欲しいのか掘り下げるなぜ自分は欲しいのだろうか、をWhy思考的に考えてみた。 よって自分の原体験(って程ではないが)に遡ってみるので、興味が無い方はスマホの左下部分を押してね。 灰色の高校時代自分は生まれ育った神奈川で何の不自由もなく中学まで過ごしていた。 しかし、親の転

          ホワイトボード居酒屋が欲しい理由を掘り下げてみた

          ホワイトボード居酒屋が欲しい

          「ホワイトボード居酒屋」が欲しいので作りたいと思っている。 突然ではあるが、なぜ欲しいのかの考えを整理してみたいと思う。①平日、仕事をしていると家⇔会社の往復になってしまうので、少しだけ寄り道をしたい気分になる →多分、自分だけではなく世の中のサラリーマン全般が同意 ➁職場のメンバー等と飲みにいくと帰りが遅くなってしまうので、頻繁に飲みに行きたくはない →多分、自分だけでなく現代の20-30代のサラリーマンの過半数が同意 ③飲みに行くと太ってしまったり、たばこの煙が付く

          ハズキルーペのCMとヒガシマルのCMの共通点

          2018年に一世を風靡?した2つのTVCMの「ハズキルーペ」と「ヒガシマル」。 今回はCMがもたらしたインパクト(=売上や認知度への寄与)ではなく、特長的なTVCMが生まれる「プロセス」についてブランドマーケティング目線で妄想します。 目次 1.ハズキルーペとヒガシマルのCM紹介(知ってる方は飛ばして下さい) 2.ハズキルーペとヒガシマルのトップ層(知ってる方は飛ばして下さい) 3.マーケティング企業におけるTVCMの作り方(ココだけでも勉強になるかも?) 4.ハズキ

          「君たちはどう高く売るか」が日本を変える

          2018年7月の金融政策決定会合で、とうとう日銀が2%のインフレ時期を未定にしました。 これは日銀による大規模金融緩和だけでは、日本国内に蔓延したデフレスパイラルの脱却(インフレの達成)にかなりの時間がかかるだろう、という事のようです。 一方、アジアの反対側にある親日国トルコでは、大統領のウルトラC行動などにより、通貨が世界的な信用を失いつつあることから、通貨の暴落がおきました。通貨安⇒物価上昇にはタイムラグが生じることから、トルコでは外国人からするとバーゲンセール状態。

          「君たちはどう高く売るか」が日本を変える

          【2018年版】売れるTVCMのまとめとCM表現の考察

          TVなんて誰も見ないと多方面から叫ばれて15年以上経つ2018年にTVCMの今後について改めて考えてみます。 TVCMの種類そもそもTVCMとは何かというと、全国48都道府県に存在する民放と言われる放送局で広告を流してもらう事です。 TVCMを流す企業は大きく分けて2つの意図があります。意図をどちらかに偏らせる場合も多いです。 ・企業イメージ、企業認知を高めるTVCM 伊藤忠商事のCM(竹原ピストルの挿入歌が流れるやつです)や中外製薬のCM(未来人が登場するやつ)など

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          あなたのアポイントの電話はなぜ無視されるの?を考える

          今回は世の中のB to B営業をしている営業マンの仕事について、クライアントの立場のマーケターが考えてみます。 こんなことに思い当たった方は、ぜひ読んでみてください。 ・新規飛び込みを上司から課せられる新人営業マン ・飛び込みアポ電話をひたすらし続ける広告代理店の営業マン ・初回のアポで2回目の面談に話が広がらないあなた ・2回目までは会えたけど、その後の定期的な顧客訪問に繋がらないあなた ・クライアントが何を期待しているのかイマイチ分からないあなた ・なぜクライアントが

          あなたのアポイントの電話はなぜ無視されるの?を考える

          なぜか買ってしまうカラクリを考える「グリーンDAKARA編」vol.3

          なぜあの商品はヒットしたのか? ブランドマーケティングの世界ほど「勝てば官軍」な世界はあまり無いのですが、ヒットした理由、ロングセラーになっている理由、ヒットするまでの失敗の歴史を、大学生が分かるようにひも解いていきます。 これまでVol.1とVol.2で以下について書いてきました。 Vol.1:グリーンDAKARAの成功には、しくじりに学んだ歴史があった…?!(https://note.mu/fujimarketing_12/n/nf4458aa9468d) Vol

          なぜか買ってしまうカラクリを考える「グリーンDAKARA編」vol.3

          なぜか買ってしまうカラクリを考える「グリーンDAKARA編」vol.2

          なぜあの商品はヒットしたのか? ブランドマーケティングの世界ほど「勝てば官軍」な世界はあまり無いのですが、ヒットした理由、ロングセラーになっている理由、ヒットするまでの失敗の歴史を、大学生が分かるようにひも解いていきます。 前回のブランド研究vol.1(https://note.mu/fujimarketing_12/n/nf4458aa9468d?magazine_key=m7e849758a52e)で、「グリーンDAKARA」の前身である「Naturai 2010年発

          なぜか買ってしまうカラクリを考える「グリーンDAKARA編」vol.2

          なぜか買ってしまうカラクリを考える「グリーンDAKARA編」vol.1

          なぜあの商品はヒットしたのか? ブランドマーケティングの世界ほど「勝てば官軍」な世界はあまり無いのですが、ヒットした理由、ロングセラーになっている理由、ヒットするまでの失敗の歴史を、大学生が分かるようにひも解いていきます。 ブランド研究vol.1はみんながコンビニでつい買ってしまう商品 ご存知、サントリー社グリーンDAKARAです 写真引用:サントリー社グリーンダカラ ブランドページhttps://www.suntory.co.jp/softdrink/greenda

          なぜか買ってしまうカラクリを考える「グリーンDAKARA編」vol.1