『わたしを離さないで』を読みました
わたしを離さないで、つい昨日読了しました。今更。
うーーん、すごく良かった。
良かったなあ。
うーん、良かった。
が感想です。
緻密に作り上げられた世界観、人間関係。
素晴らしい。。
最近、自分の物語の中の惹かれる要素のひとつに、緻密さがあるな、と自覚したところだったので、
すごく刺さりました。
物語の設定や描写の緻密さってリアリティに直結するので、ちょっとした表現がものすごく大事だなと思うんですよね。
なんていうか、自分の物語の選り好みってそこが基準なのかなと漠然と思いました。
題名の「わたしを離さないで」、訳者の方なのか、ご本人がつけられたのか、わからないですが、
私がわたしなところもめちゃくちゃいいですね。
でも、英語のNever let me goの文字の持つ切実な響きには負けちゃう気がする。そこが翻訳が難しいところだけど。
後、ふとした瞬間に作者のリアルな哲学がゾッと現れると痺れます。(ゾッは自分なりに考えた擬音です)
自分もそういうものを描けるようになりたいなあ。