感情のボウル
久しぶりに演劇を観に行った。
根本宗子さんの「共闘者」
ここではネタバレはしません。
私の粗悪な語彙では、到底語れません。
ぜひ実際に観に行って欲しいです。
内容について語りたいわけではなく、「共闘者」を見た感情についてここではお話ししたいのです。
演劇を生で見た興奮。
熱量が直に伝わってきて昂ってしまった。
「人」を感じ、自分の過去、現在、未来を考える。
引き込まれ、ガッと掴まれて、離してくれない。
観劇後、私はボーッとしてしまい、感情の整理ができなかった。
爆弾?雷?何が起きたのだろうという状態。
すぐに電車に乗り、帰路につくこともできたのだが、気が静まるまで歩いた。ひたすらに。
この感情を何にも邪魔をされたくない。この感情だけを持っていたい。この感情を纏いたい。
こんな感情を抱いたのは初めてだと思う。
フラットに生きすぎていて、メーターがバグったのかもしれない。
ぎゅっと大切に持っていたいのだけれど、どこかに吐き出したい。私の器は小さいな〜。
テキストにしてみたけれど、まだまだ足りない。
私にもっとアーティスト性があったら、この感情をもっと表せることができたのにと悔しささえも覚える。
この感情のように、悩みも抱え込まず吐き出せたら良いのに、もっと向き合えたら良いのに。悩みの時だけ伸縮性抜群になんてならなくて良い、共闘しよう。