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カレンダーと手帳

 今年もこの時期がやってきた。来年のカレンダーや手帳を用意する時期だ。もう年末かと毎年驚くのだが、今年は特に夏が長かったせいか、今がどの季節なのか分からない感覚に陥る。
 
 ここ数年、カレンダーも手帳も決まっている。それじゃないと落ち着かない。うっかり手に入れ損ねて、違うカレンダーを用意した年、見る度にこれじゃないと落ち込んだ。それなので、今年は忘れないようにと、手帳に予定として書きこんでいる。
 
 カレンダーは、化粧品のオルビスについてくるもので、5,500円以上買い物をしないと手に入らない。正直、カレンダーを買った方が安いのではと思うこともある。しかし、このカレンダーが欲しくて毎年化粧品を購入してしまう。
 
 このカレンダーの一番好きなところは、仏滅などの六曜が記載されていないことだ。いろいろなカレンダーを探したが、なかなかこの六曜が載っていない、かつ気に入るものが見つからないのだ。カレンダーを見てその日仏滅だと、何か占いが悪かった様な気持ちになってしまう。それに振り回されたくなくて、六曜のないカレンダーを選んでいる。
 
 こんなことを気にするのは自分だけかと思っていたが、以前職場に同じ様な理由で、六曜のないカレンダーがいいと言っている人がいた。一方、結婚式は絶対大安でと言ってくる身内もいた。仏滅の日は、式場が安いことも知った。六曜恐るべしである。
 
 あと、このカレンダーの気に入っているところは、冬至などの二十四節気と祝日の情報だけが載っていて、余白がスケジュールを書くのにちょうどいい大きさなのだ。そして毎月の写真が、その季節を表した花や空、食べ物だったりと美しいことだ。これで安心して来年が迎えられる。

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 そして手帳だが、ここ数年は、3月のライオンの作者、羽海野チカさんの「3月のライオンダイアリー」を購入している。3月のライオンだから、将棋の絵でも書いてあるのかと思うかもしれないが、別名「ブンちゃんダイアリー」だ。もう亡くなってしまった、羽海野さんの愛猫ブンちゃんへの愛が詰まった1冊だ。
 
 3月のライオンのファンになり、カバーの内側に載っているブンちゃんのファンになり、自分もスコティッシュフォールドを家に迎えた経緯がある。ブンちゃんやウミノグマの可愛いイラストを見ているだけで幸せな気持ちになる。そして書き込めるページがたくさんあるのもいい。今年も忘れないように今から予約しよう。

  最近は便利なデジタルのカレンダーや手帳などがあることは知っている。それでも私は、紙のカレンダーや手帳に、好きな筆記用具で書くことが好きだ。今年は忘れずにカレンダーも手帳も用意できそうだ。来年は楽しい予定をたくさん書き込めますように。



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