見出し画像

前庭感覚

前庭感覚は、受胎5週目〜生後6ヶ月くらいまでに
著しく発達する感覚になります。


これは身体を重力に抗して真っ直ぐに保つために
必要な感覚になり、バランス感覚とも関わってきます。


胎児期では、お母さんが動くことで、お腹の中の
赤ちゃんも揺れます。 その揺れの感覚が赤ちゃん
の前庭感覚を育ててくれます。 出生後は、お母さん
に抱っこされ、ゆっくり揺らされることで発達して
いき、その後の首の座り、座位などの運動発達と
大きく関わっていきます。


前庭感覚が上手く育ってないと、多動傾向が出たり、
落ち着きがなかったりといったこととつながり、
日常生活や学習への凸凹にもつながることがあります。


前庭感覚は、重力に抗して真っ直ぐに姿勢を保つこと
を育ててくれるので、前庭感覚の不統合は姿勢保持に
も関わってきます。


前庭感覚は耳の中にある三半規管とつながるので、
バランス感覚とも大きく関わってくるので、

小さいお子さんで、
歩いていて何もないところでよく転ける
バランス感覚が全般的に悪い(運動が苦手)

など観られることがあります。


バランス感覚の悪さや多動傾向が強いお子さんは、前庭感覚を育てるためにバランスボール、ハンモック、風船遊びなどお勧めです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?