数の学習
数の学習
子供は生まれてからいろんな物に触ったり、
舐めたりしながら、いろんな遊びや、周囲
の人との接触の繰り返しの中で、感覚を発達
させ、新しいことを発見していきます。
実際の物に触ったり、舐めたりと関わり、
ながら最初は言葉で数詞(数量や順序を表す
単語)を唱えて数をなんとなく覚えていき
ます。
例えば、
お風呂の中で10数えてからあがる
は典型的な数詞を覚えるいい練習になります。
生活の中で数詞は初め数量とはあまり関連が
なくてもよくて、お風呂で数えるように子供
が聴覚的に覚えていきます。
ここで気をつけたいのは、
数字を数える順番を正しく覚えさせる
ということではありません。
お風呂を例にとってお話しすると、
『湯船に入って10までだったらお風呂から
出たらすぐ冷えたけど、100までだったら
身体がポッポして熱くなったままだった。』
というように、日常生活の中で数を数えること
によって、どのように感じたか、『情動』と
結びついた体験が必要になります。
数詞が覚えられると、今度は計算ができるよう
になり『イチ、二、サン、シ・・・』と言いな
がら、実際の物を指差して数えれるようになり
ます。
この行動は、手と目の協調が必要で、同時に
数詞を唱える必要があるので、かなり高度に
なります。 この計算という行為も、数量関係
を把握するためにはとても重要になります。
最後に分類といって、
同じ仲間であるものを分類することができる
ようになり、同じ種類のものがいくつあると
いうように分けて数を把握できるようになって
いきます。
というように、数の発達には段階があります。
日常生活で実際の物を触ったり、舐めたりから
始まり、お風呂で数を数えるなど保護者との
関わりながら子供自身が体感して学習していき
ます。
こういった知識的な概念も実際の行動と体感
から成り立っています。 スマホ、タブレット
任せではなく、実際にお子さんと関わりながら
一緒にいろんな体感を経験してみる。
今の時代を生きる大人にとっても良い経験に
なると感じています。
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