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ゲーム依存症

ゲーム依存症
まずゲーム依存症とは、
『ゲームに熱中し、利用時間をコントール
できなくなり、日常生活に支障をきたす
こと』


WHO(世界保健機関)では新たな病気と
して2019年5月に国際疾病分類に加えら
れたそうです。


世の中、ITの目まぐるしい進歩によって
世の中の暮らしが劇的に便利になりました。

時代の流れの中で、常に進歩してきたのが
ゲーム機です。 僕が小学校低学年の時に、
『ファミコン』が登場しました。



当時はすごいゲーム機で、カセットを本体
に差し込んでゲームを開始します。
今のゲーム機と違い、セーブをする機能が
ファミコン本体には無く、カセットの方に
セーブ機能が付いていました。


当時、ファミコンで流行ったのが、『ドラクエ』
で、復活の呪文を入れてゲームを再開して
いたのを思い出し懐かしく感じます。


我が家では、1日1時間と決まり事があって、
それを守っていたのを記憶しています。


今のゲーム機はどうでしょうか?


昔は家でしかできなかったゲーム機が、
外に持ち出して外でもできるようになり
ましたし、ネット環境も劇的に進歩した
ことによって、いつでもどこでも全世界
の人とつながれるようにもなりました。


それと共にスマートフォンの登場と進歩で、
ゲーム機が無くても同じようにゲームが
いつでもどこでもできるようになりました
し、小学生でも連絡用としてスマホを持っ
ている時代です。


とすると、今の時代、誰でもゲーム依存
になりやすい環境かも知れません。


ゲーム障害の患者さんの数は、はっきり
とはわかっておらず、厚生労働省の調査
では、ネット依存が疑われる人は成人で
推定約421万人、中学生で約93万人(
2017年)と推定されているようです。

そして、あるクリニックでの調べによる
とネット依存の約90%がゲーム障害との
ことです。


そして、それは身体の不調だけではなく
脳にも大きな影響を受けます。


その大きな影響は、『依存状態』。


ヒトの行動は大きく分けて脳の大脳新皮質
(前頭前野)と大脳辺縁系によってコント
ロールされています。
前頭前野 →  理性
大脳辺縁系 →  本能
を司っているのですが、ゲーム障害が起こ
ると、前頭前野の働きが悪くなり、大脳辺
縁系による『本能』『感情』に支配され、
依存状態から抜け出すのが難しくなってし
まいます。



ゲーム依存になっている人の脳では、ゲーム
を見ると異常な反応が見られるようで、これ
は、アルコール依存やギャンブル依存の人
でも確認できる同様の異常反応のようです。


依存状態が続くと、『理性』を司っている
前頭前野の機能が低下し、ゲームに対して
さらに欲求がエスカレートしていきます。


とくに未成年者では、前頭前野の働きが
十分に発達していないため、ゲーム依存が
起こりやすく、将来にわたって影響が続く
可能性があると考えられているそうです。


これは、ゲームに限らずYouTubeといっ
た動画の視聴も同じことが言えるのでは
ないかと考えています。


小さいお子さんを持つ保護者の方には、
できるだけスマホ等から距離を取らせる
ようにお話しさせてもらっています。


世の中便利にはなりましたが、子供の発達
に便利さは必要はありません。 大昔人が
誕生して、現在まで環境は大きく変わった
かもしれませんが、人の発達は原始的な部分
では変わっていないと感じています。


人は便利さと手に入れたことにより、
何か大きなものを失っていると日々感じて
います。

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