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テーマは入れすぎると伝わらない
✧サムネは描きかけのラフ✧
デッサンを通じて、テーマを伝わりやすく構図や内容をいじることが大事だと学びました。ということでイラストに活かそうと思って、ラフを描いたのですが、今回はそこでわかったことについて。
✧テーマは入れすぎると伝わらない
せっかくハロウィンが近いので、ハロウィンをテーマに描こうと思いました。皆さんハロウィンといえば何を思い浮かべますか?
自分は無難に
・かぼちゃ
・おばけ
・コウモリ
・夜
そして、自分の持ち味である
・かわいいキャラ
・猫耳
・フリル
また、今後の課題である
・頭身の高いキャラ
・おしゃれな色合い
これらを盛り込もうと、試行錯誤していたのですがすぐ気づきました。
テーマは入れすぎると伝わらないと。
✧テーマ次第で使える表現は決まる
思ったのは、テーマって一つ一つに「伝わりやすい表現」があるんですよね。
たとえばハロウィンにかぼちゃを選ぶなら、当然ランタンの明かりで周りは明るくなります。かぼちゃもオレンジなので明るい色です。そうなると自然と明るく楽しい雰囲気になり、仮にハロウィンのかぼちゃをテーマに「クールなイラスト」を描こうとすると、2つのテーマが喧嘩してまとめるのが難しくなります。
また、ハロウィンのおばけ衣装と言えば、全身を覆う大きな布がメジャーです。もし頭を覆うようなシルエットがなければ、おばけがモチーフだと伝わらないので、服装が制限されます。またポーズもおばけらしいと言えば一つしかないので、それ意外のポーズは選べなくなります。
このように、選んだテーマによって、選べる表現の幅はある程度制限されます。
✧テーマを入れるほど使える表現が減る
そして、ここにさらに多くのテーマを盛り込もうとするとどうなるか?
制限が増え、テーマによっては他のテーマと競合しはじめます。結果、イラストとして伝えたいものがはっきりせず、何となくすっきりしない絵になってしまいます。
だから、テーマはできるだけシンプルにするのが望ましい。伝わりやすいとはそういうことです。
✧テーマはシンプルに
そういうわけで、今回は最終的に
「おばけ」のみをテーマにし、他のテーマ(服装やキャラの表情・ポーズ・背景)は競合しなければ自分の好みに寄せるという形にしました。
確実にハロウィンには間に合わないですが、頑張って完成させるので楽しみにしていてください。では。