デッサン教室で学んだこと② 鉛筆の硬さと色と質感のかき分け
✧サムネは描き途中のデッサン✧
デッサン頑張って進めております。
まだイラストに活かせるるほど理解しきれてないですが、備忘録としてまとめます。
✧HとBの使い分けについて
デッサンで使う鉛筆にはHとBがあり、2H6HとHの数が増えるほど硬く、2B6BとBの数が増えるほど柔らかくなります。(ちなみにデッサン用鉛筆と普通の鉛筆の違いは木材部分の削りやすさ。実は芯は同じです。)
柔らかい鉛筆は色をつけやすいですが、紙のぼこぼこした質感の性質上隙間ができます。逆に硬い鉛筆は色はつきにくいですが、紙のぼこぼこを潰すことができるので、隙間なく塗れます。
これらをなぜ使い分けるのかというと、紙のぼこぼこを活かしたい時と、活かしたくない時があるからです。
✧柔らかいものはB 硬いものはHで
ぼこぼこを活かしたい時はたとえば、柔らかいものを描く時。
こちらは少し前の段階ですが、下に敷いてあるものに注目してください。境界線が曖昧で隙間もあるので柔らかい印象に見え、布っぽく感じます。
こちらは先生の手も借りながらHを使い描き進めたもの。隙間が少なくなり、境界線がしっかり描かれているので、前よりも硬さを感じます。
Bの鉛筆だと隙間を埋めたり境界をしっかり描くのに向かないので、ここで使い分ける必要が出てきます。最初の段階ではそこまでこだわる必要はないですが、ある程度描き進めて来ると質感の描写で見栄えが変わってくるので、意識すべきだと学びました。
✧隣の色との差を見る
また質感以外にも色のかき分けという視点があります。デッサンは白黒なので色を表現するのはぶっちゃけ難しい。なので、ここは主観と知識でどうにかします。
まずはシンプルに、隣り合っている色とどちらが明るく感じるかを見ます。今回の場合、瓶は紙とボールより暗く感じるので暗めに描いています。これだけならそれほど難しくないのですぐにできると思います。
✧彩度の違いで暗さを変える
難しいのは、似た色で彩度に違いがある場合です。今回、テニスボールと紙の色が同じですが、テニスボールが鮮やかな黄色、紙の色は薄い黄色です。
この2つを比べると、一見テニスボールのほうが色が濃く見えるので、デッサン側でも濃くしたくなるのですが、それだとどこか違和感がありました。
彩度の高い黄色や緑は実際の数値以上に色を明るく見せる効果があるので、デッサンでもそれを反映させる必要があるんだと思いました。見た目上は濃い色に見えても、少し明るめにしたほうがそれらしい色になるようです。
✧今後も頑張ります
瓶の方も濃い緑色で、特にテーブルの白を反射している部分とそれ以外の部分では見た目以上に色の差があるように見えるので、次はそのへんも反映させていきたいと思います。
あと瓶のパースが少しおかしい気もするので、改善したいですね。
こうやって改めて見ると色々改善点が見えていいと思いました。次回も頑張ります。