貴方がリーダーならどうしますか?シリーズvol250 面接時に、採用しようか?不採用にしようか?迷うことってありませんか?入社後に期待外れだっ経験ってございませんか?

 美容業界は、近年、人手不足が続いている業界ですよね?美容師ブームが懐かしく思いますよね?(笑)
 そもそも美容学校に入学する絶対数も減っている状況ですので、毎年、美容学生の新卒生の争奪戦を繰り広げている状況だと思います。
 そんな中、面接希望の連絡が来れば、面接をする前に、ほぼ採用決定を決めざる負えないのが現状ではないでしょうか?
 ただ、いくら、人手不足とは言え、あまりにも、素行が悪かったり、動機が不純だったり、極度な人見知りだったり…、採用に迷う時もありますよね?

 あまりにも自社の欲しい人材と、かけ離れた採用をしても、結局は、教育者側が疲弊したり、長く続かず辞めてしまい、それまでに教育で費やした時間とエネルギーと人件費を無駄にしてしまいこともありますよね。
 そうならないためにも、面接での見極める力も、求人活動では、大事なことだと思います。
  見極める際、極端に自社の欲しい人材とは、かけ離れているのであれば、不採用にすればよろしいかと思いますが、問題は、面接時だけでは判断がしにくい場合ですよね。
 短い面接時間で、100%面接応募者の適正な判断は難しいと思いますが、面接官からの質問の内容を充実させることにより、ミスマッチな採用は減るようになると思います。
 ご参考になるかどうか分かりませんが、私どもの採用を見極めたいポイントを3つご紹介いたします。

 1つは、『継続力』です。デビューするまでに2~3年、一人前になるまでに最低5年ぐらいかかります。その間、常に問題なく成長し続けることは難しく、何回か壁にぶちあたりながら乗り越えながら一人前の美容師へ成長していきますよね。そのためには、ある程度、強い意志と志が高くなければ、長期間、頑張り続けることができませんよね。
 この見極めができるような質問内容を用意しておく必要がありますよね?
例えば、
「過去に何かを最後までやり続けた経験ってありましたか?」
「過去にくじけそうになった時、それをどのように乗り越えてきましたか?」
 このような質問を用意し、深堀することによって、継続力がどの程度あるのか?を判断する材料にはなると思います。

 2つ目は『目標意識』です。社会に出ますと、目標管理ができる社員教育をしたいですよね?ところが、目標という言葉に、拒絶反応を見せる人も中にはいます。そうなりますと、皆で目標を達成しよう!という空気をも壊してしまうこともあります。目標意識の見極めるための質問も用意される良いと思います。

例えば、
「過去に目標を持って取り組んだ経験ってございますか?」
「過去に目標を達成した経験ってございますか?」
 この質問を深堀することによって、目標意識がどの程度あるのか?を判断する材料にはなると思います。

 3つ目は『仲間意識』です。現存している先輩や同僚と上手く馴染んでくれれば良いのですが、誰とも合わずにチームの和を乱してしまうこともありますよね。孤立してしまい、結局、チームの和に溶け揉めず辞めてしまうこともありますよね。
 そうならないためにも、『仲間意識』がどの程度あるのか?を見極めるご質問を用意されておくといいですよね。
例えば、
「過去に仲間で何かを取り組んだこととかありますか?」
「過去に、先輩、同期、後輩とのつきあいは、どのようにされていましたか?」

 この質問を深堀することによって、仲間意識がどの程度あるのか?を判断する材料にはなると思います。

 うちの会社では、「継続力」「目標意識」「仲間意識」を特に注視しながら面接をしています。
 その他には、等も深堀して見極めるようにしています。
 やる気があるかどうか?だけでは、判断を見誤ってしまうことがあります。面接のときは、どんな人でもやる気を前面にアピールしますので…(笑)
 美容師としてのポテンシャルを見極めることができれば最高なのでしょうが、それは贅沢な要求かも知れませんね。必要なポイントさえクリアできれば、『後はサロン側で育てる!』という覚悟が必要だと思います。


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