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#1:これからディシプリンドアジャイルを勉強したいと思っている人へ・・・
最近、日本でのディシプリンド・アジャイル近辺が喧しいw・・・
日本語による資格認定試験が始まったり、大手SIerがPMIと提携してプレスリリースを出すなど、最近何やら騒がしい。なんやかやで最近ディシプリンド・アジャイル(今後DAと略す)という名前を知り「ちょっと調べてみようかな」と関心を持った方、あるいは2013年前後に発売された書籍以来ご無沙汰していて、「いま、どんな感じになってんだろ?」と改めて関心を持った方向けに、今いまのDAを勉強するのに使える手段を、以下に紹介しようと思いたった次第。
その前に私は何者か?
でもその前に「情報には、それなりに信憑性があるよ」ということを伝えるために、私の今のDAとの関わり具合をちょっとリストアップしておきます。
資格取得向けのPMI公式トレーニングコースの日本語化
インターネット上で展開されているツールキット「DA ブラウザ」の日本語化
公式書籍「Choose Your WoW」の日本語化
近々始めるDAコミュニティの立ち上げメンバー
PMI以外のところでは、現場の支援で有効活用
やっとここ半年で、1〜3の全てに絡めるようになって、翻訳の用語が揃ってきた状態(ヨカッタヨカッタ)。でもまだまだ抜けがあるはず・・・ということで、継続的改善が地味に続いていくという状態です。
DAがDAという名前になる前から関わってきて、DAも粛々と進化してきているので、今後このサイトでも非公式かつ無責任かつ不定期にいろんな解説を載せていこうと思います。
PMI公式サイト:
https://www.pmi.org/disciplined-agile
今や本家となったPMIのサイトです。DAの概念について網羅されています。PMIに買収される前、しばらくコンソーシアムを作って内容を拡充していた時期がありますが、DAの2.0からインターネット上で公開されていたコンテンツを踏襲し発展したものがこのサイトになっています。後述する書籍やDAブラウザーとの関係は以下のようになります。
PMI公式サイト:概念から各論、関連するブログ、資格制度等、全部盛りのサイト。英語になるけど、DeepL等もあるし、そんなに苦ではないでしょう(知らんけどw)。
書籍:主要な概念について、(英語版で)100ページ強でまとめた情報。
DAブラウザー:日々現場で活用するツールとして、知識を体系化したもの。
日本語された最初のDAD本をご存知の方は、書籍前半で説明されていた概念が発展したものが書籍に、後半にあった比較表が形を変え、DAブラザーとしてインターネット上に公開されている、という理解でOKです。
PMI日本でのサイト
https://www.pmi.org/certifications/japanese-agile-certifications-journey
個人的には残念なことに認定制度の周辺しか日本語化されていません。が、それに関心がない方も、提唱者のScott AmblerさんとMark Linesさんの動画が字幕付きで見れるので、ぜひ。
書籍:(要注意)
公式解説本 「Choose Your WoW :働き方を最適化するディシプリンド・アジャイル・アプローチ第2版」
PMIの資産となってから出版された書籍「Choose Your WoW」が、第2版になって日本語化されました。私が翻訳チェックに関わったのはこの本になります。
#普通”監訳”とか名前が入りそうだけど、PMIさんのお作法はよく分からんw
しかし、アマゾンで買おうとISBNで検索する(上記リンク先)と・・・
・カバーの写真は日本語版のものだが、このページのタイトルは「英語版」と書かれている
・タイトルも紹介文も全部英語で書かれている
ということで、「本当に日本語版なのか?」と不安を掻き立てるに十分な体たらくになっています。
そこで、私も夏休みチャレンジの一環としてペーパーバック版を買ってみました(7/31に)。予定では8/1に届くはずですので、無事日本語版が来たら、お知らせします。
(8/5)→買えました、日本語版
…デ、デカイ
![](https://assets.st-note.com/img/1659670618488-vVdG8I3vw2.png?width=1200)
ちなみにPMI会員はダウンロードできます。
ツールキット:DAブラウザ (←8/5)名前を入れ忘れてた
https://dabrowser.pmi.org/?domain=da&filename=DA53_jaJA&locale=ja_JA
最初のDA本「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー」を読まれた方は、本の後半が手法やプラクティスの比較表で埋められているのをご記憶だと思います。今のDAはこの比較表がゴール図という形に姿を変え、インターネット上で公開されています。
PMIの会員であろうがなかろうが、ユーザー登録不要ですぐに使うことができますので、一度覗いてみてはいかがでしょうか?。
#変な翻訳があったら、教えてください。
コミュニティ:
海外では、以前からDAのコミュニティ活動が活発なのですが、日本でもPMI日本支部支援のもとで同様なコミュニティを立ち上げることになりました。PMIの「部会・コミュニティ活動」のページにあるので、誤解されそうなので、以下を強調しておきます。
PMI会員である必要はありません。
DAの資格認定は不要です。持っていなくても、受けなくても、好きにしてください。
関わっておいてなんですが、このコミュニティページ、「コミュニティの説明」よりも「資格制度の話」が前面に出ているのが、「下品だな」と思っています。これをみた人は、「会員にならなきゃいけないんだ」とか「資格取得のためなんだ」とか誤解すると思ったので、念押しした次第。ま、PMIも”アジャイルコンビナート”の一翼になりそうな雰囲気を感じますね。
DAブラウザーが誰でも使えるようになったのと同様、本来は広く門戸を開いていたDAなので、関心のある方はぜひ。
ちなみに、私は「ワーキンググループ2をリードする」ことになっていますが、このコミュニティページでは”シニア”レベルになっています。この表現は近々修正してもらうつもりです。
対象者のイメージは、「野球チームで、練習試合にはスポットで出ているけど、レギュラーではない。公式戦では応援席を温めている選手が、まずベンチ入りを目指す」という感じ。…わかる?
海外のコミュニティがLinkeInで活動しているのに習って、日本でもLinkedInがベースになります。参加に当たっては申し込みが必要なので、コミュニティページの下の方をご覧ください。
そしてこのサイト
日本でもDAに関わる人が増えることで、教育やセミナー、ブログ、売り込み等あちこちでDAを説明する人が増えるでしょう。が、ツールキットという独特の位置付け故か、これまでの経緯を知らないと「なぜこうなっているのか?」が理解できないことがあります。
10年近く関わってきた身として、DAを(資格取得のためではなく)現場でうまくいくための道具として使っていただけるよう、PMIとは関係なく、いろいろ説明していこうと思います。
ということで、次の投稿はいつだろう…