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にせものの質問がいっぱい

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・ビジョナリーコーチのフジガッキーです!

きょうのテーマは、「にせものの質問がいっぱい」です。
昨日に引き続き、『新装版 目からウロコのコーチング』からです。
それは、第11章「質問をクリエイトする」のなかにありました。
引用いたします。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

◆にせものの質問

・質問に名を借りた意見

トレーニングをしていると、「コーチングで部下が本当にやる気を出すんでしょうか?」と質問をする人がいます。
これは、「質問に名を借りた意見」と私は受け取ります。「コーチングで部下がやる気を出すとは思えない」という意見が「質問」という仮面をかぶっただけなのです。

・質問に名を借りた叱責

これに似て、ビジネスシーンでも「お客さんのところに、何度足を運んだんだ?」というタイプの質問があります。
これは、「お客のところに行く回数が少ないから、受注できなかったんだろう」という「質問に名を借りた叱責」です。
「U社に提出する資料は、いつ作るんだ?」は「早く思料をつくれ!」という催促です。質問はいろいろな目的に使われます。

・質問に名を借りた責め、追及

子どもに「どうしてこんな成績なの?」というのは、「こんな成績では許せない!」という「質問に名を借りた責め」です。
「なぜ、こういうことになったんだ?」は「こうなる前に回避する方法があったはずだ」という「追及」なのです。

どれもつい言ってしまいがちですよね!
質問というより、詰問きつもん

ではどうしたらよいか、の処方箋も示されています。それが、

◆答える側の心の状態に焦点をあてる

質問するときに大切なことは、あなたの「やりやすさ」よりも「答える側の心の状態」に焦点をあてるということです。あなたにとって訊きやすい質問と、答える側がよく引き出される質問は違うのです。

う~ん、少し混乱します💦

通常、「質問する」というと、分からないこと、訊きたいこと、疑問点などなど、「わたし」が主語で、「わたしが分からないこと」「わたしが訊きたいこと」「わたしの疑問点」という会話形式のはずです。

でも、コーチングにおいてはあくまでも、

クライアントのための時間

なので、「答える側の心の状態に焦点をあてる」なのかあー
なるほど~と感じました。
最後に、この段落はこんな言葉で締めくくられていました。

コーチングにおいては、「沈黙」を恐れずに受け入れなければなりません。
「受信側の心の状態を意識し」質問をして待つ、ということをあわてず行えるようになりましょう。


いかがでしたでしょうか。

「質問する」はやはりコーチングにおいては上級編だと感じています。
とくに、オンラインでの画面越しだと、相手の心の状態が分かりにくい。
ちょっとした表情や会話の変化など、見逃さないようにしないと。

さあ、きょうはよろずの日です。
詰問にならないよう、気をつけたいと思います。


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