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顧客とクライアント
けさは、いま読み始めた『ハイパワー・マーケティングー「卓越」のビジネスを築く21の原則』から、なるほどなあと感じた箇所をピックアップしようと思います。
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顧客:商品やサービスを購入する人
クライアント:他者の保護下にある人
この「他者の保護下にある」という意味は、たとえ自分が望む結果(一時的に最大限の利益を上げる)とはならなくても、クライアントが本当は何を必要としているかをまず最初に正確に理解し、それを尊重する。それがクライアントを保護する、信頼できるアドバイザーになるということだと。
具体的に、「1人の父親が6歳の息子にはじめての自転車を買うためにあなたの店を訪れた」という例が書かれていました。
そこでは、
彼はただ自転車が欲しいだけだろうか
本当は何を求めているのだろう
彼は息子に自転車の乗り方を教える人生で楽しい体験を求めている
自分と息子にとっての一生忘れられない思い出を求めている
「見て、お父さん乗れたよ!」と叫ぶ人生でただ一度の瞬間を
だとするならば、店の中の最も利幅のとれる最上位モデルよりかは、お手頃価格のモデルを紹介する。(初めての自転車なら一度や二度は木にぶつけることもありますからと伝えて)
こうした対応が、あなたは父親を「保護」したのだと書かれています。
でもこれに留まらず、
数年ののちに、息子が新しい自転車が必要になる。そのときに父親はまっさきにあなたの店に相談に来る。そのときには利幅の大きい、上位モデルを勧めるべきだ。おそらく家族一緒に自転車に乗りたいと思っているから
やがて、幼かった息子が父親になり、自分の息子に最初の自転車を買うときがくる。どこに買いに行くだろう(→最初に買った店を当然覚えていて、きっとあなたの店に買いに来てくれる)
ここまで読んでいて、LTV(Life Time Value)で考えることの重要性を改めて考えさせられました。
この章のテーマ:「卓越の戦略」
(常にクライアントのニーズを自分のニーズより優先すべし)
学びました!
「問題をつくる人ではなく、問題を解決する人になろう」
至言ですね!
自分も肝に銘じて、クライアントファーストでいこうと思います。
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