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プレゼンで思うこと

みなさん、おはようございます。

経営のパーソナル・トレーナー、フジガッキーです!

昨日わたしは地元の中小企業診断士協会主催の経営改善計画
策定研修の最終回にリアル参加しました。

最終回は、プレゼンでした。

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【プレゼンテーション】

プレゼンテーションでは、スライドを前提としたプレゼン用ソフトのパワーポイントがいまや当たり前になっています。

これまでは、「ワンスライド・ワンメッセージ」などあまりゴチャゴチャと記載せず、簡潔にしかもイラストや動画も織り交ぜたり、アニメーションも多用しグラフィカルに魅せるプレゼンが主流とされてきました。

でも最近では、特にアマゾンではジェフ・ベゾスが社内プレゼンにパワーポイントを禁止したことは有名な話しで、他社でも魅せるプレゼンよりも、シンプルに要は何が言いたいのかを端的に箇条書きで示す、原点回帰ともいえる流れになってきているようです。

でもここで私が言いたいのはもうひとつ、

プレゼンを行なう相手によっても全くやり方が異なる

ということなのです。

よくある一般的な社外でのプレゼンは、1対他のセミナー形式。講師側と聴衆側の関係には明確な利害対立はあまりなく、どちらかというと補完関係。

ところが、これが債権者と債務者が参加するバンクミーティング形式だと話しがまったく異なる。そこには明確に利害が対立します。

なので、プレゼンもこちらの都合で好き勝手には出来ず、ある程度形式も決まっていて、その中でこちらの要望をなんとか同意してもらうために行なうというものになります。

例えば、事業改善計画書を策定しバンクミーティングで債権者の同意を得るためにプレゼンを行なう場合を考えてみたいと思います。

計画書のフォーマットもある程度は決まっており、盛り込むべき内容もほぼ決まっています。その点ではあまり悩むことはありません。

でも、債権者を前にプレゼンを主体的に行なうのは、われわれコンサルではなく、債務会社の経営者。補足的にコンサルがサポートすることがあったとしても、そのほうがうまくいくケースが多いです。実際に裏で、経営者とよく打合せしながら資料を作成するのはコンサルタントだとしてもです。

そして何を伝えるかがやはりこの場合でもとても重要。

リスケジューリングを継続してほしいのか、キャッシュフロー状態も改善基調にあるため、リファイナンスに応じてほしいのかなどです。

でも、もっと大事なことがあります。これは銀行勤務の経験上からです。

それはどういうことかというと、

バンクミーティングに参加している金融機関の担当者も、資料を持ち帰り社内で稟議を書いてオーソライズしないといけないという責務を負っている。

という点です。


担当者も金融機関を代表してバンクミーティングに参加しています。当然オーソライズしたうえで、金融機関として態度を後日表明しなければならないわけです。

なので、「金融機関担当者が稟議を書きやすいように工夫する」
ということなのです。

どういうことか?

たとえば、計画上の売上高推移が現状のカーブよりも極端に右肩上がりの数値になっていたら、実現可能性に疑問を持たれても無理はありません。数値は保守的にが原則。

さらに、計画期間内の収益から見込めるキャッシュフローからの回収(返済)率が、この会社が仮に倒産し破産に至るケースを想定した破産配当率を最低限上回るといったエビデンスを添付したりすると、とても社内稟議が書きやすいのではないかと思うわけです。

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いかがだったでしょうか。

昨日の研修では、バンクミーティングのデモンストレーションとして、債務会社側の支援者としての立場で実演も行ないました。

金融機関側の立場では数多くこれまでバンクミーティングに参加してきたわけですが、逆の立場となると話しは違います。とてもむずかしかったです💦

これから数多く実践で経験していきたいと思います。



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