カラフル
むかし おばあちゃんが
褒めてくれた落書き
折り込みチラシの裏
無限のスケッチブック
あのころ夢に見たのは
睡蓮の水面と
ムーランの木漏れ陽
いつのまにか目の前に広がる
並んだ数式とアルファベット
何にでも順位をつける世界
白黒の未来を口にしないで
今でも夢に見るのは
耳飾りの輝きと
白馬の静けさ
いつのまにか大人に近づく
白かったスケッチブック 汚れてる
何にでもなれちゃうこの世界
誰かじゃなく自分の声を聞いて
むかし おばあちゃんが
褒めてくれた落書きを地図に
わたし 歩いてみる
声が枯れるほど
いま 夢を叫びたいの
いつのまにか大人に近づいてる
わたしにしか描けない絵があるはず
どこへでも行けるけど
ここにいる
カラフルな未来を見せるから