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浮かび上がる赤色!高知市鏡地区でのFeel度Walkが最高だったワケ

「学ぶって楽しい!」という感覚を再起動させるために、誰かのための「役に立つ」から離れて遊び、学ぶイベントを行う場を作りたい!と思って立ち上げた「役に立たない塾」。第3回目のイベントもFeel度Walk!そして舞台は高知市鏡地区。

鏡川の中流域に位置する高知市鏡地区は、市街地から車でわずか20分ほどの距離にあるとは思えないほど、緑豊かで美しい山並みに囲まれ、高知市の水瓶「鏡川」の涼やかな水音が聞こえてくる自然豊かな水の里。シンボルとして土佐鏡湖(鏡ダム)があり、真上から眺める放流の様子は大迫力!日帰り入浴できる温泉まである、まさに秘密基地スポット!

会場となった建物は中山間地域構造改善センター。この名前だけで既にオモシロい!一体何をする建物なんだ⁉

会場の建物(現在は名称が変更され中山間地域構造改善センター)

恐る恐る入ってみると、中はホールやら会議室やらがある落ち着いた建物。祝日ということもあって、他に利用者はなく静か。

会場入り口にはイベントのチラシが

会議室に入ると、受付のお姉さんがにこやかに迎えてくれてほっと和む。

受付をしてくれた妻(感謝!)

老若男女の参加者が集い、色んな視点が持ち寄られるという最高の環境。地元の参加者もいれば、遠くは愛知県からの参加者も。

今回は17人が参加してくれました!

ごちゃごちゃ考えずに、とにかく歩いてなんとなく気になるものをたくさん写真にとって集めましょう!と早速散策開始。Don't think, but just walk!
雨がちょっとだけ降っていましたが、それもまた一興。

会場付近の食事処。「つがに」の文字が気になる
つがにってどうやって食べるのだろう?
鮎漁の注意書きに目が留まる。徒手採捕って言葉初めて知った。手づかみってこと?
河原にくると思わず石を投げちゃうw

1時間の散策時間もあっという間!みんなのFeel度(感度)が上がり、「これおもしろーい!」「なんでこんな風になってるんだろう?」が自然に湧いてくる。今まで見えていなかった、感じられなかったものが感じられるようになってくる感覚が不思議で楽しい!

帰ってきたらスケッチ(知図)の作成タイム!たーーっくさん撮った写真の中から今日のMKS(最も気になった写真)を選んでスケッチ!

色鉛筆やらマーカーやら画材は色々!
もくもくとスケッチ!でもお互いの絵も気になっちゃうw

最後は発見のシェアリングタイム!机の上のスケッチを並べて、自分の発見についておしゃべり。お互いの発見を面白がることで、みんなの知がつながっていく感じが最高!

机に並べると浮かびあがる今日の景色。
自分の発見を語るときにはみんなイキイキ!

今回は「色」がオモシロク浮かび上がってきました。スケッ知図を並べてみてみると、赤色やオレンジ色がやけに目に飛び込んできたんです。鏡川にかかる橋の「赤」、かかしのライフジャケットの「オレンジ」、道路の文字の「オレンジ」。これって何だろう?と話が盛り上がりました。

目に飛び込んでくる「赤色」

上の写真は私が散策中に撮った写真ですが、鏡川にかかる橋の「赤」やバスの車体のラインも「赤」。見渡すと不思議と目に飛び込んできたんです。そう、緑の中にある赤ってとっても目立つんです。自然と、「なんで赤色なんだろう?」という疑問が浮かんできます。「赤」と言えば信号でも標識でも「止まれ」とか注意喚起を促す時に使われることが多いけど、下を船が通るわけでもない。暗くなっても目立つ⁉いえいえそもそも暗かったら何も見えません。そういえば、赤鉄橋とか全国でよく見ます。あの有名なサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジも、ゴールデンとか言っておきながら実は赤い!もっと言えば、昔の橋って木造でも赤で塗装されているやつもありますよね?あのスライムみたいな形をしたやつとか(ギボシというらしい)。あれ、鳥居も赤いぞ⁉

ちょっと調べてみると、さび止めに赤い成分が入っているからだとか、魔除け的な意味合いがあるからだとか、色々出てきます。そうかと納得する部分もあるし、それだけじゃないような気もします。何なんだろう?

昨年冬にFeel度Walkをしていたら、やたらと赤い実が気になってたくさんスケッチしました。ナンテン、マンリョウ、センリョウ、ヒャクリョウ、ジュウリョウ、イチリョウ、アオキなどなど。特に冬になると自然界に赤色が目立つんです。でも今日は自然界には「赤色」が全くありませんでした。だからこそ、人工物の「赤色」に目がいったのかもしれません。

でもなぜ、この時期に自然界から「赤色」が消えるのか?そもそもなぜ冬になると「赤色」が現れるのか?
いやー面白い!さあ、また歩いてみよう!

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