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Fichronicle

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2021年6月の記事一覧

Fichronicle#59『都会的な店で その9』

食料品をかごに入れた僕は、レジの方へと歩き出す。

20歩くらいだろか。それくらい歩を進めた先で湯気をほわほわ〜と漂わすスペースがあった。

気になったので近づいてみると湯気と共に香りも漂わしていて、詳細を確認するとどうやらアロマオイル対応の加湿器の実演のよう。
周りには金属製のキャップが付いた、たくさんのアロマオイル入りの瓶もあった。

(アロマオイル対応の加湿器、前から欲しいと思ってたけどサイ

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Fichronicle #58『都会的な店で その8』

カレーを買った。スープも買った。

これで良いかなと思ってレジの方へ近づこうとする僕の前に現れたのは、あるポピュラーな飲み物だった。

(サイダーだ。)

そこには瓶に入ったソーダが竹か何かで出来た植物性のカゴに山々と置いてあった。

(このデザイン、良い!)

僕がそう思ったのはこのサイダーのパッケージの素朴さだった。ラベルには大きく「サイダー」とだけ書いてあり、他は説明書きがひょっこりとあるだ

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Fichronicle #57 『都会的な店で その7』

(スープは何にしようか。)

今度は、スープ売り場の前でかごを持ちながらそわそわしてる。

軽食と言えど僕なりの世界観をこんだてという形で作りたい。日常の中での表現である。

ここのお店のお湯をかけて食べるスープはすごく美味しいんだよね。種類もとても多いから選びがいもある。

カレーがクリーミな味わいだからバランスを取るのも兼ねて、ごくごく飲めそうな野菜系のスープにしようかな。

(これ美味しそう

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