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夏のおわりに~Graveyard Keeper~


最近、朝晩がぐっと涼しくなったような気がする。日中は暑いけれど、肌がジリジリと焼けるような、うだるような暑さではなくなってきた。
ふと、セミの声を聞かなくなったな、と思う。
夏もおわりですね。


私が小学生の頃は、夏のおわりを感じるのはちょうど8月のお盆の時期だった。
日中はもう十分涼しくて、というよりもはや寒くて、半袖のTシャツの上に長袖のパーカーを羽織って、おばあちゃんちに行っていた記憶がある。

おばあちゃんちの近くにあるお墓参りはセットでマスト。
幼少期の私は何を勘違いしていたのか、お墓で手を合わせると、ご先祖の皆々様にお願い事をしていた。
成績がよくなりますように、足が速くなりますように、ピアノの発表会で上手に弾けますように…などなど。

いつ頃かは覚えていないけれど、ある時にこれは違うと気が付いて、そこからは近況報告に切り替えた。笑
成績がよくなりますように、"見守っていてください"、と言い換えることも覚えた。
夏のおわりに、大人になった瞬間だった。笑


Graveyard Keeper


そんなことを思い出しながら遊んだGraveyard Keeper。なかなか珍しいお墓管理のゲーム。

全体的に暗い雰囲気


序盤は、ひたすら死体を埋葬して、墓を飾って、そのために必要な素材を採取して…の繰り返し。
これがもうハマる、ハマる。8月のお盆の時期に、ひたすら死体を埋葬していた。

不穏なセリフ


たまにクスッと笑えるセリフが挟まれるのも良ポイント。そんな明るく言うセリフじゃないと思うけどね…と思いながらも、ありがたく受け取る。
何故なら、死体を埋葬すればするほど私にお金が入るから。
序盤は無料で死体を運んでくれたロバだけど、中盤からは、私に賃金(ニンジン)を要求するようになる。ここで強制的に農業が始まる。タスクは増えるけど、それがまた楽しい。

ほんとにそう思う


このゲームの主人公(ひげもじゃのおじさん)は、事故にあった衝撃で異世界転生してきて、元の世界に帰るために、何故か墓場の切り盛りをさせられる、というストーリー。
そのため節々で、仕方なく嫌々やってる感が伝わる。笑

人肉ハンバーガー!


このゲームに倫理観というものはない。
死体から切り出した人肉でハンバーガーを作り、それを売る、というとても正気の沙汰とは思えない凶行を平然としてしまう。もちろん、お客様には人肉であることは内緒ですヨ。
元の世界に帰るためには必要なことなの…!
人が極限まで追い込まれると、まず最初に失うものは倫理観である、ということを学んだ。


教会で説教中


中盤からは、教会の運営も任されるようになり、毎週、信者に向けて説教ができる。


誰が説教しとんねん


※注 人肉ハンバーガーを売っています。
って感じ。
みんな、信用できる人かどうかは、ちゃんと見極めようね。


終盤にかけて右肩上がりの募金


いろいろとワルいこともしながら、できることやタスクがどんどん増えていくこの感じ。めちゃくちゃ楽しい。すごいハマって、気付いたら30時間くらい遊んでいた。

終盤からは錬金術もできるようになり、とにかくやれることが多いゲーム。次から次へとタスクが出てきて、どの順番でこなすと効率が良いのかを常に考えないと詰みやすい気がする。それがとても楽しかった。


おわり




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