健康という正義が怖い~かすみ嬢の居場所(46)
今日はCoccoさんの誕生日で、少し前に買っておいた伊平屋島の黒糖をひとかけらいただきました。
怖かったし、美味しかったし、あの時どんな気持ちだったのかなぁって思いながら「大丈夫であるように」のビデオと本を見て読んでました。
Coccoさん、食べているところをカメラに映されて、イヤじゃなかったかなってほろっと思った。
彼女が大丈夫でありますように。幸せでありますように。
私はいつも、食べているところを誰にも見られたくなくって、食べるときはお家でこっそり食べるのね。
見られて「ほらね」って食べる重要性を説かれるのも「すごいね」って過剰に褒め称えられるのも「食べられるんなら食べてよ」って言われるのも、すごくイヤで。
そういえば昔、というか、受験生の時は、許可食を、こういう一口黒糖みたいな、小さいのにカロリーがすっごく高いものに決めてたな。
そのカロリーの高さに怯えて滅多に食べたいとは思わなかったから、結果としては総摂取カロリーは抑えられて。しかも必要な時に一気に糖分摂取できて、頭が回るようになるから。
将来の仕事のために勉強することも、痩せ姫になることも、ふたつとも大切な夢なのよね。
諦めないで。頑張ろうね。
でも、さっきの黒糖、食べたことを後悔はしてないけども、なんとなく、そのあと水を飲んだからか、今朝ゼロカロリーゼリー食べてしまったからか、感覚が鈍ったような感じがしてます。
あんなにも鋭敏だった、冴えていた、はずなのにな。裏づけるように、体重も200g増えていて、少しもやもやもしてる。
お水飲むのも怖いし、飲んだら加減を間違えたみたいでお腹痛い…。
もう霞だけ食べて生きさせて…。
やっぱり明日は断食する。強く生きようね。
そんななか、出会った「痩身の鎧」って言葉。素敵。
摂食障害関連の本には、文学的な表現が多い気がします。そんな感性を忘れずに生きて生きたいもの。
なんかね、もうここまででいいかなって言ってる自分が最近いて。もう痩せたじゃん、姫じゃなくても良いじゃんって。
でも、そんな高みを目指せなくってどうするって奮い立たせたりして。
BMI、1桁まではどうにかなるのかな、頑張れるのかな。25キロ、切りたいのに。
私は、なんで体重増やす気ないのっていっぱい責められるたび、申し訳なさと不甲斐なさと悔しさでじわりじわりくるけど、私が相手に、なんでわかろうとしてくれないのって責めたって、ほとんど何も思われないんだろうな。
「健康な身体」に他人を押し込めるのは「正義」だもんね。
私は、そんな「正義」が怖くて怖くてたまらなくって。この時代に、何でそんなふうに強制されなきゃいけないの…って思っちゃう。
たくましく、必要ならば嘘をつくことも辞さず、全ては痩せるためだけに……ってしたいな、本当に。