2024/08/16 ソラトスゆめが丘での映画感想。

台風が来ているみたいだったが、蝉も鳴いており小雨だったので軽く映画でも見ておくか。
と思ってソラトスの109シネマズへ。

到着直前に雨脚が強まってきてしっとり濡れてしまった。
前回とあまり日がたっていないので事前に作品チェックしたが、あんまり興味なさそうなの見ようと思って、
11:00からの『九十歳。何がめでたい』を一作目にしようと思っていったが、到着が11:10ぐらいになってしまって断念。

というわけで映画の感想
・『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
 うーん。
 クレヨンしんちゃんてこんなにつまらなかったかなぁ?
 ギャグの打率がすごく低かった気がする。
 「おらの一度きりしかない夏休みなのに!?」ってセリフもたぶんメタ的なギャグだとおもうんだけど、誰も何の反応もなかった。
 ティラノのうんちとゴールドフィギュアもうんちで笑うけどフィギュアにつながってない。
 ラブマシーンのシーンはじめ終盤の恐竜ギャグもほぼ受けていない。
 定番ギャグをノルマ的に入れているのも誰も笑ってなかった。

 細かいところかもしれないが、「物価高で不景気」というセリフが序盤であるのだが、その後にヒロシのおこずかい前借失敗と、しんのすけの夏休みどこも連れて行かない。
 の2点で使われただけで、何ならその後急速な恐竜ブームに乗っかってタオルケット?買い替えるぐらいの浪費ぶりを見せる。
 こんな感じで話がその場その場の単発で深みがない。

 そもそも全体的に話のスケールがしょぼいのと強敵がいないので、やっていることの目的がはっきりしない。
 ナナとの友情物語を語りたいんだろうけど、メインがしんのすけなのかシロなのかどっちつかずでぼやけた印象。
 しかも、ビリーが最初に言ったように人間と恐竜の共存は無理エンドかと思いきやビリーは研究続けるって?
 ナナの家も事件が終わったらさっさと撤収。
 今回の件で誰かが得したり成長したりしたのか?(アンジェラだけは成長したのかも) 
 
 映画中に何度か出てきた「ひと夏の成長」を感じられない作品だった。

・怪盗グルーのミニオン超変身
 いや、面白かった。
 シリーズ続けてきたからか、CGのクオリティ高いというか、キャラクターの動かし方がこなれている。
 アンテナが一斉にこっち向くシーンとかそんなわけあるかなんだけど、その動きを見たいのよ!

 各キャラクターの性格もはっきりしているから物語に集中できるのもある。
 ミニオンはドタバタしていてかわいい。
 義理の娘たちは一作目のキャラで性格おとなしめなんで正直話の腰を折る。
 嫁はハチャメチャだけど、身体能力高いから見ていて安心感ある。
 赤ちゃんはアメリカの赤ちゃん映画でよく見る感じ。

 一方、新キャラの敵役マキシムはダサいし弱い。
 相棒?のポニーがいいキャラしてる。
 超変身ミニオンズはあくまでわき役に徹していて出しゃばらずに面白いのラインを越えてこないのがよい。
 
 ポリコレ映画全盛のなか、女は添え物感も強いんだけど、
 最後には敵役に謝って一緒に歌を歌う。

 ポリコレなんてクソみたいなメッセージよりも、
 悪いことしたらさっさと謝って肩を並べて楽しめと!
 最高じゃない!

 派手さも世界観も小さいかもしれないけど、ちゃんとまとまっている良作だと思います。

と言うわけで3つ見ようと思ったけど、よい開始時間のがなかったので二つで打ち止め。
クレしんのメッセージ性のグダグダ感とグルーの時代に乗ったメッセージ性で評価に大差がついてしまったが、気持ちよく終われてよかったよかった。
台風がひどくならないうちに帰れてよい休日でした。

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